2012年5月中国出張レポート

皆様、こん○○は。Hでございます。

先日は臨時休業を取らせて頂き誠に有難うございました。
何とかほぼ通常業務に戻ってまいりました。
何かとご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんでした。

今回の出張の目的は前回の投稿で触れておりましたが、
振り返ってレポートをさせて頂きたいと思います。


★2012年5月中国出張レポート★
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※中国のとある繁華街にて・・・


今回のメインはなんといっても『FX-Audio-』の開発・製造メーカーとの
顔合わせでございます。元々バイヤーKが基盤を築いてくれていた
のですが、長い付き合いになりそうな状況になってきましたので
今後の為にも私H自身で直接会談すべきと思い、今回の顔合わせに
至りました。

開発者と直接会って一番印象に残ったのは、良くも悪くもピュアそうな
人間だなぁ、ということでした。私が今まであってきた人間は、中国人
特有の商魂たくましいところが垣間見えていたのですが、どちらかと
いうと日本の職人といった風情がございました。印象だけでいけば
Kが一目をおいているのも、十分理解が出来ました。

ちなみに会談の内容に関しては、ほとんどが現在試験中の製品や
中国本国向け製品の確認といったところです。また、日本側から
複数のサンプル品を持参しておりましたので、色々な製品を
音出ししながら実際に比較、検証を行っておりました。
中国本国向け製品でも少々手を加えるだけで日本でも販売が
出来そうな物はございましたので、近い将来かなりラインナップを
増やせそうに思います。ぜひご期待下さいませ。

さて、『FX-Audio-』製品で最も注目されているのはこちらかと思われます。
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ご覧の通り『FX202A』量産モデルのフロントパネルが出来上がって
おりました。前回の初期ロットはパネルデザインに不満がございました
ので、字体の統一感を重視しながら変更を致しました。
実は複数のお客様からパネルデザイン用のロゴマークなどの
サンプルデータを頂戴していたのですが、時間とコストの関係上、
最小限の変更に抑えさせて頂きました。少々残念ではございますが、
かなり無難なデザインには変わっていると思われます。

なおFX202Aは既にメイン基板も完成しておりますので、後は組み込み
部品が全部揃って、組み上げるのを待つばかりでございます。
中国で準備できる部品はほぼ揃っておりますので、日本側で調達中の
部品がそろってメーカーに届けるだけの状態になっております。
後一歩の段階まで来ておりますので、量産型をお待ちの方々は
もう少しだけお待ち下さいませ。

なお量産モデルの使用部品ですが、多数の方々からパーツの
グレードダウンを控えて欲しいといったご要望も頂戴しておりましたし、
私たちも現在の製品作りのコンセプトでは量産型といえども、
コストダウンは出来ませんでしたので、出来る限り初期ロットと
同じ部品を使うように構成しております。むしろ、部分的に
基板改良を加えておりますので、現状維持というよりは
向上しているのではないかと思われます。ただ試聴していない段階で
余り期待するのもどうかと思いますから、ひとまず初期ロットと
同等のものが量産型になると考えておいてください。



続きまして、現地事務所の状況確認をしてまいりました。
ちょうど現在展開中のアンプキットの組み立てサンプル品も
複数ございましたので、まとめて試聴、検証してまいりました。

イメージ 3

ちなみに写真の真ん中に鎮座しているのは「某KBアンプ」です(笑
順序が逆になってしまいましたが、現在開発中のYDA138自作キットの
参考になるかと思い、出張直前に購入して現地に持ち込みました。
バイヤー共々名前こそ存じていたものの、実物は見たことも試聴した
こともございませんでしたので、興味津々で試聴致しました。

その結果は・・・ご想像にお任せします(汗
少なくとも弊社の求めている物ではございませんでした。

ただ5個並んだアンプ基板中央のYDA138キットは、実に面白いです。
音質もTA2020ともTA2024とも異なる、なんといいますか
音の広がりが良いというか、とても個性的な音でした。

実はバイヤーKがYDA138自作キットの提案をしてきた時に、
先入観であまりイメージのよくないICでしたから、なぜそのICなのか
と思っておりましたが、YDA138自作キットを試聴して、良い意味で
予想を裏切られました。手前味噌で恐縮ですが、いい仕事です。

私の先入観というのは先述のノーマル状態の某アンプでしたし、
実際に今回試聴して世間一般のイメージ通りに思いました。
ですから、YDA138自作キットはYDA138の底力を体感できると思います。
特に某アンプをお持ちの方はその違いに驚かれると思われますので
ぜひお試し下さい。それ以外の方もかなり楽しんで頂けると思います。
ぜひご期待下さい!



以上が今後展開予定の新製品関連のレポートでした。
その他はもっぱら継続して取引をしているメーカーのあいさつ回りを
しておりました。単にお土産を渡して雑談をする程度ですが、
新製品の情報や既存製品の近況などが把握できますので
とても参考になります。最近はオーディオ関連製品にかかわる業務の
比重が大きくなりつつありますが、もう少し落ち着いたら既存製品も
見直しをかけていきたいと思っております。


なお、今回の出張は三泊四日でしたがうち二日は移動日でしたので、
鬼のようにタイトなスケジュールでした。朝から晩まで動き回っているのは
ほとんど事務所に引きこもっている私には結構堪えました(汗
しかも、無茶苦茶暑かったです。夜中でも27~28度くらいあり、
湿度も高く少し外を歩くだけで汗と湿気で体中がべちゃべちゃです。
前もってわかっていたとはいえども、やはりしんどいですね。

そんな状況ですからしっかり栄養補給はしてまいりました。

イメージ 4

この画像を撮影したのは私が到着した日で夜遅かったため、
最近現地スタッフが利用している出前を準備してくれていました。
ちなみにこちらの写真で大体4人分です。これに白ご飯を4人分で
日本円換算で1,200円程度とのことですから驚きです。
素材の安全の可否はともかく、味はおいしいです。
日本で食べる中華料理もおいしいのですが、中国本国の大衆料理を
日本で食べるのはとても高くてなかなか食べられません。
ですから、中国に出張に行った際は朝から晩まで中華料理付けです(汗

といいつつも、今回は日本でもお馴染みのお店に行ってまいりました。

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そうです。サイゼリヤさんです。日本企業も中国で頑張っております。
特にサイゼリヤさんは中国の一般大衆に受けたようで急激に店舗数を
増やしております。お値段は中国の物価で考えると少し高めですが、
大体日本価格の6割くらいで価格設定をされておりました。
日本のお店で400円くらいのパスタが240円くらいで食べられます。
味も日本とほとんど同じでした。一部料理のスパイスは中華っぽく
アレンジ変更されておりましたが、十分食べられる味でした。
中国ではこういった料理はなかなか食べられませんから、
これからももっと伸びるのではないでしょうか。日本企業の邁進を
期待したいと思います。



そんな感じであっという間の四日間でした。
他にも細かい話はたくさんあるのですが、今回はひとまず以上で
終わりにしたいと思います。今後の新製品のご案内の際にでも
出張時の情報を織り交ぜて記載したいと思います。

これから新しい商品の展開を複数準備しておりますので、
ぜひ楽しみにしていてください。


それでは今後とも宜しくお願いします!


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※某空港にて・・・