販売開始のご案内-『LP-2020A+NFJストア別注モデル』第四ロットについて
皆様、こん○○は。Hでございます。
大変お待たせしました。
弊社の定番製品といえる「LP-2020A+@NFJストア別注モデル」が再入荷
致しました。製品写真などにも記載しておりますが、今回は『第四ロット』
の名の通り、マイナーチェンジしております。前回の第三ロットで解決可能
なほとんどの問題はクリアしましたので、今回はマイナーチェンジ程度の
変更となっております。
さて、弊社取り扱いのLP2020A+別注モデルは非常にご好評を賜っており、
デジタルアンプや『LP-2020A+』について初めて知った方からのお問い
合わせが非常に多く、欠品期間中も多数のお問い合わせを頂戴して
おりました。気がつけば弊社がLP-2020A+と出会って丸二年が経とうと
しているくらい長い付き合いの製品となっており、弊社取り扱いのデジタル
アンプではNo.1のコストパフォーマンスを誇っております。
ただ、こちらのアンプはベースモデルが少々残念な仕様となっており、
弊社でのカスタマイズで標準品とはほぼ別物にはなっているものの
過大な期待は禁物です。
詳細は後述致しますが、日に日に新しいお客様が増えている状態で、
いわゆる中華アンプについてご存じない方もおられるように思われます
ので、まず最初にご案内させて頂きます。
それでは、ここから『第四ロットの改良点』についてご案内致します。
特に以前の別注品や標準品と異なる箇所を重点的にご案内します。
まず今回は外観が前回までと異なっておりますのそちらからまいります。
○外観変更点○
1、フロント/バックパネルの表面仕上げがヘアライン加工に!
前回ロットまでは塗装仕上げのような感じだったのですが、今回より
ヘアライン加工仕上げになっております。写真では少々わかりづらいかも
しれませんが、個人的に感想で申し上げると実物は気持ち高級感が
出たように思われます。せっかくのアルミパネルでしたので、素材感が
うまく活かされるようになったのではないでしょうか。
2、ツマミを標準タイプに戻しました(第三ロットからの変更)
こちらは第三ロット紹介時に触れていたのですが、前回までの製品仕様
ではノイズの発生原因になる恐れがあったため、弊社独自でツマミを
変更しておりました。今回の第四ロットからはボリューム抵抗の仕様変更
で対策が出来ておりますので、予告どおり標準のツマミに戻しております。
個人的には標準品のツマミの方が見た目のバランスは良いように思い
ましたし、音質等には関与しないようになっておりますのでご安心下さい。
後は、見えない箇所の変更点が少しございます。
・背面バックパネル裏面に表面を削って露出させる加工を施しております。
※些細な加工ですが、シャーシアースの強化に繋がっております。
一見すると無加工でも一応ボディーに触れている、と軽視してしまいがち
ですが、この対策が音質改善に影響しております。
・バックパネル固定用の木ネジのサイズを仕様変更しました。
※通常のユーザー様には全く影響がございませんが、保証がなくなること
をご理解頂いているユーザー様で、分解・再組み立て時に本体のネジ穴
が破損してしまうといったトラブルが一部ございましたので、今回の
ロットよりネジのサイズを変更することにより、改善しております。
以上、外観に関する変更点をご案内いたしました。
続きまして、真骨頂ともいえる内部改良点の一覧図を掲載致します。
★NFJ別注モデル第四ロットの変更点(画像に緑色で記載)★
1、パワーインダクタを太陽誘電製にし、サイズアップ!
前回まではTDK製を指定で入れていたものの8x8mmタイプでしたので、
今回は2周りほど大きい太陽誘電のパワーインダクタに変更しております。
最終段でのパワーの落ち込みが若干解消おりますので、元気よく鳴る
ようになったと思います。
※メーカー標準品はノーブランドです。ただ、先日から出荷開始された標準品より
工業用インダクタを採用し、TDKのものより若干大きくなっているとの事でした。
その為、参考までに弊社でもサンプルを送って貰い試聴したのですが、音質的に
弊社が求めている物ではございませんでしたので、弊社別注品に限り今回より
更なる変更を加えております。
2、TREBLE/BASS/VOLUMEの3つのボリューム抵抗を変更
標準品:W.L製 ⇒ APAI社製ボリューム抵抗 高品質タイプ B20K x1 B50K x2
詳細は前回の記事に記載しておりますが、ボリューム抵抗を変更すること
により、ボリューム抵抗由来のノイズはほぼ撲滅できておりますし、
左右のバランスの個体差も小さくなっておりますので、こちらの部品の
変更はかなり効果的と言えます。また先述の外観の変更点のご案内で
少し触れましたが、第四ロットのボリューム抵抗は仕様変更を行い、
より信頼性をあげるべく改良しております。
後の二点は、前回ロットまでと同じですがあわせてご案内致します。
3、入力カップリングコンをオーディオグレード無極性に変更+容量Up
標準品1.75μF(ロットにより異なる) ⇒ nichicon MUSE ES BP 50V 2.2μFx2
全体的な音質の解像度向上と容量不足により低音が弱かった点を改善。
標準品に比べて低音の厚みが増し、全域での音質の解像感も
確実に上がっておりますので、聴きやすい感じになっております。
4、LPF側0.47μFのコンデンサをドイツ製オーディオグレードに変更
標準品:無名 ⇒ WIMA製オーディオ専用(銅足)MKS2 63V 0.47uF x6
出力段で乗っていた高周波成分をうまく処理している感じで、 ザラついた
雰囲気がなくなり、クリアで透き通った音になっております。
以上の4点が弊社別注モデルのみの改良点となっております。
ご存知の通り、弊社で別注対策用部品を持ち込んでおりますし、
供給数量も必要最低限しか持ち込んでおりませんので弊社からでのみ
入手可能な製品となっております。
前回の第三ロットでも複数のユーザー様から標準品とは全く異なって
いるご報告を頂戴しておりますし、今回もマイナーチェンジながら
改良を加えている状態ですので、おそらくご満足頂けるのではないかと
思っております。
後は、第四ロット発注に伴いメーカー側で変更された点をご案内します。
☆LP-2020A+メーカー側仕様変更点(画像に水色で記載)☆
1、基板の色を青色から赤色に変更
基板のリビジョン変更に伴い、色が変更されております。
2、オペアンプ周りの改良に伴い部品配置を変更
3、平滑コンデンサのメーカーを変更
大きな変更点ではないのですが、前回までと仕様は同じで違うメーカーの
物に変更されております。音質的な変化は無いように思われました。
以上、少し長くなりましたが今回の第四ロットについてご案内しました。
最後に製品自体には直接関与しないのですが、お伝えしなければいけ
ないことがございます。個人的には驚いたことでした・・・
さすが中国、意味がわかりません!
こちらのパッケージが届いた時、正直目を疑いました(汗
私が何を言っているのかわからない方もおられるかと思いますので、
わかりやすくご説明致しますと、
新パッケージの写真のアンプは初期・旧型の製品です。
なおかつ『550WMAX』という、意味不明な数値の記載がございます。
もひとつ申し上げると、二年前の製品パッケージのデザインです。
さすがにおかしいのでメーカーに確認をしました。
「別のお客さんが前のパッケージがいいって言うんで変更したアル」
それで全てのパッケージ(おそらく数千個)を旧型デザインに戻したそう
です。
どうでもいいことかも知れませんが、今回のパッケージは弊社で取り扱い
を始めてから三種類目のパッケージで、素材自体は前回のパッケージと
同じ初回時よりも若干高品質な紙質で、デザインが初期に戻っておりま
す。おそらく現行では標準品でもパッケージ表示の製品は作っていない
はずなので、あえて中身とパッケージが違うものを採用する神経は
もはや天晴れとしか言いようがございません・・・
日本人はパッケージも商品の一部として考える傾向がございますので、
こういったメーカーの方針は商品価値を下げているようにしか見えない
のですが、かといって自社でパッケージを製作してコストアップしてしまう
のもナンセンスです。
その為、今回の第四ロットより商品写真にパッケージは撮影しておりま
せん。大変恐縮ですが、破損防止用の単なる梱包箱として考えて下さい。
以上、若干イヤなオチですが第四ロットのご案内をさせて頂きました。
最後に冒頭でも申し上げましたが、改めてLP-2020A+別注モデルを
ご検討下さっている皆様方に申し上げます。
★過大な期待は禁物です★
一言でいえばこの言葉につきます。元々LP-2020A+についてご存知の
方や、中華アンプについてご理解頂いている方なら大丈夫だと思うの
ですが、そうでない方やFX202Aが初めてのデジタルアンプであった方
などは、必ずしもご満足頂ける製品とはいえません。当別注モデルは
LP-2020A+ベースに弊社独自のカスタマイズを施したモデルですので
LP-2020A+の一般標準品とは全くの別物ですが、それでも人によっては
気になる点はあるかと思います。
最近は、弊社で最も注目度の高い製品FX202Aを通じて当製品の存在を
ご存知になられた方も複数おられるのではないかと思います。
また当製品とあわせてご検討下さっている方もおられるのではないかと
思われます。ただ、もし単純にFX202Aと同等の製品と思われてしまうと
少し支障があるかもしれません。LP-2020A+は中国製のデジタルアンプ、
いわゆる中華アンプの代名詞的機種のひとつです。ある意味かなり
特殊な製品ですので、あらかじめ商品ページ等にしっかりと詳細を
記入しておりますが、念のためご案内致します。
LP-2020A+は別注品でも外観や製品の仕上がりに未熟な点が
ございます。ですから、完璧を求められる方や細かい点を気に
される方には、あまりおすすめできる製品ではございません。
弊社としましては思いいれのある製品ですし、おすすめの製品では
ございますが、昨今の動向を見ていると少々不安に思うところが
ございますので、あらかじめご了承下さいますようお願いします。
それでは皆様、今回の第四ロットも宜しくお願いします!
今回も長文にかかわらず全てお読み下さりまして有難うございました!