販売再開のご案内-『LP-2020A+NFJストア別注モデル』第四ロットについて

2012年10月17日より販売再開!※
(※在庫安定までの間はお一人様三台まででお願いします)


※2013年3月6日追記※


皆様、こん○○は。Hでございます。

大変お待たせしました。
弊社の定番製品といえる「LP-2020A+@NFJストア別注モデル」が再入荷
致しました。製品写真などにも記載しておりますが、こちらは『第四ロット』
の名の通り、マイナーチェンジモデルとなっております。前回の入荷分は
おかげさまで二週間弱で完売してしまい、今回は再入荷分となって
おります。本当は先月中の入荷予定だったのですが、例の中国の
反日デモが微妙に影響してしまい、日本向けの出荷が遅れてしまい
ました。ですから、今回は純粋に販売再開でございます


基本的に今回の投稿は前回と同じ内容ですが、改めて再掲します。
参考情報として、第三ロット、及び、第二ロットの詳細もご案内します。

※文中に初回販売時に判明した問題点を追記しております。※
3.5mmステレオジャックの入力が左右逆転しているという問題です。
詳細は後述いたしますので、必ずご確認下さい。



さて、弊社取り扱いのLP2020A+別注モデルは非常にご好評を賜っており、
デジタルアンプや『LP-2020A+』について初めて知った方からのお問い
合わせが非常に多く、欠品期間中も多数のお問い合わせを頂戴して
おりました。気がつけば弊社がLP-2020A+と出会って丸二年が経とうと
しているくらい長い付き合いの製品となっており、弊社取り扱いのデジタル
アンプではNo.1のコストパフォーマンスを誇っております。

ただ、こちらのアンプはベースモデルが少々残念な仕様となっており、
弊社でのカスタマイズで標準品とはほぼ別物にはなっているものの
過大な期待は禁物です。
詳細は後述致しますが、日に日に新しいお客様が増えている状態で、
いわゆる中華アンプについてご存じない方もおられるように思われます
ので、まず最初にご案内させて頂きます。


それでは、ここから『第四ロットの改良点』についてご案内致します。
特に以前の別注品や標準品と異なる箇所を重点的にご案内します。


まず今回は外観が前回までと異なっておりますのそちらからまいります。
○外観変更点○

1、フロント/バックパネルの表面仕上げがヘアライン加工に!
前回ロットまでは塗装仕上げのような感じだったのですが、今回より
ヘアライン加工仕上げになっております。写真では少々わかりづらいかも
しれませんが、個人的に感想で申し上げると実物は気持ち高級感が
出たように思われます。せっかくのアルミパネルでしたので、素材感が
うまく活かされるようになったのではないでしょうか。

2、ツマミを標準タイプに戻しました(第三ロットからの変更)
こちらは第三ロット紹介時に触れていたのですが、前回までの製品仕様
ではノイズの発生原因になる恐れがあったため、弊社独自でツマミを
変更しておりました。今回の第四ロットからはボリューム抵抗の仕様変更
で対策が出来ておりますので、予告どおり標準のツマミに戻しております。
個人的には標準品のツマミの方が見た目のバランスは良いように思い
ましたし、音質等には関与しないようになっておりますのでご安心下さい。

後は、見えない箇所の変更点が少しございます。
・背面バックパネル裏面に表面を削って露出させる加工を施しております。
※些細な加工ですが、シャーシアースの強化に繋がっております。
 一見すると無加工でも一応ボディーに触れている、と軽視してしまいがち
 ですが、この対策が音質改善に影響しております。

・バックパネル固定用の木ネジのサイズを仕様変更しました。
※通常のユーザー様には全く影響がございませんが、保証がなくなること
 をご理解頂いているユーザー様で、分解・再組み立て時に本体のネジ穴
 が破損してしまうといったトラブルが一部ございましたので、今回の
 ロットよりネジのサイズを変更することにより、改善しております。
 

以上、外観に関する変更点をご案内いたしました。

続きまして、真骨頂ともいえる内部改良点の一覧図を掲載致します。

★NFJ別注モデル第四ロットの変更点(画像に緑色で記載)★

1、パワーインダクタを太陽誘電製にし、サイズアップ!

2、TREBLE/BASS/VOLUMEの3つのボリューム抵抗を変更
標準品:W.L製 ⇒ APAI社製ボリューム抵抗 高品質タイプ B20K x1 B50K x2

3、入力カップリングコンをオーディオグレード無極性に変更+容量Up
標準品1.75μF(ロットにより異なる) ⇒ nichicon MUSE ES BP 50V 2.2μFx2

4、LPF側0.47μFのコンデンサをドイツ製オーディオグレードに変更
標準品:無名 ⇒ WIMA製オーディオ専用(銅足)MKS2 63V 0.47uF x6


以上の4点が弊社別注モデルのみの改良点となっております。
ご存知の通り、弊社で別注対策用部品を持ち込んでおりますし、
供給数量も必要最低限しか持ち込んでおりませんので弊社からでのみ
入手可能な製品となっております。

前回の第三ロットでも複数のユーザー様から標準品とは全く異なって
いるご報告を頂戴しておりますし、今回もマイナーチェンジながら
改良を加えている状態ですので、おそらくご満足頂けるのではないかと
思っております。

後は、第四ロット発注に伴いメーカー側で変更された点をご案内します。

☆LP-2020A+メーカー側仕様変更点(画像に水色で記載)

1、基板の色を青色から赤色に変更

2、オペアンプ周りの改良に伴い部品配置を変更

3、平滑コンデンサのメーカーを変更


★初回販売後に判明した問題点★
※3.5mmステレオジャックからの入力が左右逆転しております※

こちらの問題点をご存知の方もおられるかもしれませんが、
以前のLP-2020A+は3.5mmステレオジャックから音源を入力させると
左右が入れ替わって出力されてしまうという問題点がございました。
弊社では別注品の前の段階から、度々メーカーに指摘しており、
弊社別注モデルの第二ロットより改善できておりました。
また、前回の第三ロットも問題ございませんでした。

しかしながら、前回の初回販売時にお求め頂いたユーザー様より、
「改善されているはずの3.5mm入力がまた逆になっていないか?」
といったご指摘がございました。こちらは初回入荷分のサンプル検品で
確認していたはずでしたので、少し不思議には思ったものの
明確な確証が持てない状況でした。

その為。今回の再入荷分に関しては全数再検品を行ないました。
その結果、左右が入れ替わっている個体と正常な固体が混じって
いるということが判明致しました。原因を追究したところ、今回の第四ロット
製造時に二種類の基板を混在させられていたことが発覚いたしました。
具体的には基板Lot『120301PCB』『120305PCBという二種類の
基板Lotが混じっているということになっております。

参考までに識別方法をご案内します。

『120301PCB』は3.5mmステレオジャックが左右逆
『120305PCB』は3.5mmステレオジャックは正常

※基板ロットは分解しないとわかりません。外観では識別不能です。

正直なところ、さすがにこちらの状況までは気がつきませんでした。
上記基板Lotは良く見れば違いがわかりますが、パッと見ただけでは
わかりません。おそらく先述のサンプル検品時は正常なLotを試して
いたのではないかと思われます。まさか、同一発注ロットで基板Lotを
混在させられているとは、予想だにしておりませんでした。
三歩進んで二歩下がる』ことはまだ理解できますが、さすがに
『二歩進んで三歩下がる』ような状況はただただ脱力するしか出来
ません。中国人の考え方にはただただ脱帽です。


なお、こちらの問題ですが通常使用であれば問題が無い方のほうが
多いかと思われます。また、RCA側の入力は正常ですので、RCA
のみ使用する場合は、全く問題ございません。

ただ、RCAと3.5mmステレオジャックを併用して似非セレクター的な
使用方法をされる場合は、ご注意が必要です。3.5mmジャックに
接続する音源側で設定変更できれば理想的です。
それが出来ない場合は、RCA接続時に赤と白を入れ替えて接続
(例:アンプ赤⇔ケーブル白)して頂き、スピーカー出力のR端子に
左スピーカーをL端子に右スピーカーを接続させる必要がございます。
スピーカーケーブルがクロスしてしまいますが、こちらも使用上の
問題はほとんどないかと思われます。

なお、こちら以外の改善方法は残念ながら現状ではございません。
3.5mmジャック入力が逆になってしまう根本的な原因箇所は
基板の配線パターンです。部品不良などの原因ではございません。
その為、使用方法に応じて臨機応変に対応して頂く必要が
ございます。また、こちらの問題は先述の基板Lotでしたら、
弊社別注モデルだけではなく、世界中に流通している一般品も
該当します。残念ながら、弊社以外でこの点に注力している
会社がおられないせいか、正確な状況は分解してみないとわからない
のではないか思われます。


なお、今回の再入荷分に関しては大半が『120301PCB』の基板と
なっておりますので、大変恐縮ではございますが先述の3.5mmジャックが
左右逆になってしまう問題は、製品仕様とさせて頂きます。
あらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。

また前回の初回販売時も二種類の基板が混在していると思われます。
こういった情報が後出しになってしまうことは大変申し訳なく思うの
ですが、必ずしも使用上の問題がある症状とも言えませんので
恐れ入りますがご容赦頂けますと幸いです。ただ、ご納得頂けない方も
おられると思われますので、そういった場合はご遠慮なくご連絡下さい
ませ。具体的な対応は難しいところですが、懇切丁寧に使用方法の
ご説明等応対をさせて頂きたく思う所存でございます。




以上、少し長くなりましたが今回の第四ロットについてご案内しました。



最後に製品自体には直接関与しないのですが、念のためこちらも
再掲しておきます。




第四ロットより商品写真にパッケージは撮影しておりません。
大変恐縮ですが、破損防止用の単なる梱包箱として考えて下さい。


以上、改めてLP-2020A+別注品第四ロットのご案内を致しました。



最後に冒頭で申し上げましたことを記載します。元々LP-2020A+に
ついてご存知の方や、中華アンプについてご理解頂いている方なら
大丈夫だと思うのですが、そうでない方やFX202Aが初めてのデジタル
アンプであった方などにLP-2020A+を誤解をされないようご案内します。
当別注モデルはLP-2020A+をベースに弊社独自のカスタマイズを
施したモデルですので、LP-2020A+の一般標準品とは全くの別物です。
その為、別注品のポイントのみを記載すると期待値が上がりすぎます。
LP-2020A+は中国製のデジタルアンプ、いわゆる中華アンプの代名詞的
機種のひとつです。ある意味かなり特殊な製品ですので、必ずしも
皆様にご満足頂ける製品とはいえません

特にLP-2020A+は別注品でも外観や製品の仕上がりに未熟な
点がございます。完璧を求められる方や細かい点を気に
される方には、あまりおすすめできる製品ではございません。

弊社としましては思いいれのある製品ですし、多数の方に高い評価を
頂戴している弊社おすすめの製品ではございますが、新しいお客様の
誤解が無いよう、あらかじめご了承下さいますようお願いします。


それでは皆様、今回の第四ロットも宜しくお願いします!
今回も長文にかかわらず全てお読み下さりまして有難うございました!


※今後もこの記事は加筆、修正を行ないます。