ストアとして3回目の3.11を迎えました・・・東日本大震災から丸二年

皆様、こん○○は。Hでございます。

表題の通り、早いものであの震災から二年が経ちました。
昨日よりテレビやウェブで様々な形の特集が組まれておりますが、私H個人的にも忘れることのできない災害でしたので昨年同様投稿いたします。今回は弊社製品や業務とは全く関係ございませんので、お時間のある方のみご覧いただければと思います。



さて、昨年の3.11は以下のような投稿を行っておりました。


今振り返れば、あれからもう一年経ったのか、と思います。実は、先週の3/7で弊社NFJストア@ヤフーオークション店は開店3年目を迎えております。さしたることではございませんので、そちらに関しては告知しておりませんでしたが、開店記念日が3.11と近いことによりこの時期になるとどうしても震災のことを思い出します。また、忘れてはいけないことと考えております。


先日より弊社社員のK2が新たに弊社ブログに登場致しましたが、彼は兵庫の出身でかの阪神大震災で被災した青年でございます。阪神大震災から今年で18年目になりますが、彼に当時の話を伺ったところまだ幼いころだったから若干記憶が薄いものの色んなことを覚えておりました。彼の生家は兵庫でも特に被害が甚大だった地域だったこともあり、非常に激しく揺れたそうです。幸いにも家が当時としてはかなり堅牢なつくりであったようで、ガス・水道は復旧に1ケ月以上を要したものの家屋の倒壊は免れ、ご家族はみなご無事だったそうです。

彼の話で私が特に印象に残っているのは、彼の家の水道は完全に断水していたものの彼の家には昔からの井戸が残っており、非常時でも水は確保できていたようです。ただ、その井戸水はご家族のみで使うことなく、近隣の方々にも開放して水を供給していたそうです。井戸水とはいえいつ枯れるかもわかりませんし、都会といえども完全に孤立しかけていた地域でそういった形で奉仕していたことに非常に感激致しました。また、その井戸水は遠方より汲みに来られる方もいたそうです。後日談として、近隣地域のライフラインが全て復旧し、ある程度生活環境が整ったころに多数の方がお礼に参られたとも伺いました。助け合い、そして礼節を重んじる日本人らしい光景であったように思われます。


話は変わり、先週の3/8はWBCワールドベースボールクラッシックの日本X台湾戦がございました。試合は目を離せない展開で、息の詰まる好試合でした。ご存知の通り、台湾は東日本大震災で最も多くの義援金を送って下さった国です。また、台湾では震災の少し後でテレビ上で義援金を募るなど大々的に支援をPRして下さっていたお国です。

その裏でインターネット上でこんなやり取りがございました。とある方がプラカードなどで震災の際の感謝の気持ちを示そうといったことを啓発されました。それに賛同する方々が各々で実際に試合会場で実行に移したようです。日本のテレビニュースでそういった報道があったかは存じませんが、実際の試合会場の映像でそういったプラカードが掲示されているところを目に致しましたし、台湾のスポーツニュースなどではしっかりと報道されており、非常に心温まる一幕を目にすることが出来ました。このことは先述の礼節にも繋がりますが、おそらく万が一台湾が未曾有の自然災害に陥った際に、支援を惜しむ日本人はいないと思わせる話でもございます。


思うに、いずれの話も「助け合い」の形のひとつではないでしょうか。常々申し上げておりますが、弊社の運営活動もたくさんのユーザー様に支えられることによって成り立っております。これもまた「助け合い」のひとつではないかと思っております。


もう十年以上前の話ですが私は趣味で単車に乗っておりまして、当時は日常的な足として単車を利用しておりました。ある時、家から少し離れた場所で単車のブレーキの調子が悪くなってしまい、急に単車が動かなくなってしまいました。タイミング悪くちょうどその時はしっかりとした工具を持っておらず、最低限の車載工具でどうにかするほかございませんでした。そん状況で悪戦苦闘していると、全く見知らぬ単車が横に止ったかと思うと、その単車に乗った青年が「手伝いましょうか?」と声をかけて下さりました。結果的に原因は私の整備不良だったのですが、手際よく応急処置をして下さり、無事に移動できるようになりました。安堵すると共に、感謝の言葉とせめて何かお礼をと思いお声をかけたところ、こんな言葉が返ってきました。「僕にお礼はいらないから、貴方が今日と同じような光景を目にしたら、僕と同じように助けてあげて欲しい。」と、若干照れ臭そうに仰られました。この言葉は今でも忘れておりませんし、その後、何回か私が別の方のお手伝いをすることもございました。


なぜこんな話を?と思われる方もおられるかもしれませんが、私の単車の話のようなことが、弊社ブログやNFJユーザー交流掲示板の方でも垣間見られるからです。本当は弊社でキット製作のお手伝いを出来れば良いのですが、通常の業務でさえも手一杯で、せめて情報交換の場をといった目的もあって設置した掲示板ではございますが、複数の心温まるやり取りが見られました。なおかつ形に残っておりますので、後進の方々にも役立っております。自分が見知ったことを後の人につなげて行く、これもまた「助け合い」ではないでしょうか。


昨年の3.11の投稿で私は「物事が風化すること」に対する危惧を述べておりましたが、今年はそちらはもちろんのこと、私たちは日本人として「助け合い」の気持ちを強く持ち続けたい、と改めて訴えたかった次第です。私のような者がこんなことを申すなど笑止千万に思われるかもしれません。ただこの場を借りて自分自身を戒めると共に、お読み下さった方の記憶に少しでも残って頂ければと思う次第でございます。


以上、今年は「助け合い」についてお話をさせて頂きました。
最後まで読み下さった方には深く御礼申し上げます。誠に有り難うございました。

なお、弊社運営活動において多数の方々に助けられている状態ではございますが、それに甘んじることなく、スタッフ一同一生懸命頑張ってまいります。これからもご声援、宜しくお願いします。


それでは皆様、今後とも宜しくお願いします!
※出張レポート等は後日投稿を予定しております。


2013年3月11日
代表 H