新製品のご案内-TOSHIBA TA7630P搭載!HPA付きプリアンプ自作キット

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販売価格:1,680円

完売しました!
今回も有り難うございました!後日予備在庫を再販いたしますので、今しばらくお待ちくださいませ。

初回販売数:99セット
※在庫の関係でお一人様につき2組までのご購入でお願いします。
在庫はもう少しございますが、お取引作業などの関係がございますので、
99セットの販売で一旦区切らせて頂きます。ご容赦下さいませ
メール便出荷対応です。当キットのみでしたら2セットでもメール便
一括同梱出荷が可能です。その他、アンプキットも1セットでしたら
同梱可能です。但し、部品類なども同梱をご希望の場合はサイズ的に
メール便の制限を越えてしまう恐れがございますので、出来るだけ宅配便出荷をお勧め致します。





完売致しました。


※お知らせ※
初回販売時の商品情報はこちらのブログのみに記載しております。事前にこちらの記事を全てご確認下さい。



皆様、こん○○は。Hでございます。

大変お待たせ致しました!以前より、試行錯誤を繰り返しておりましたHPA付きプリアンプ自作キットの登場です。こちらは東芝製のTA7630PとTi製のオペアンプNE5532Pを搭載し、トーンコントロール機能とヘッドフォンアンプ機能を持たせた
複合プリアンプボードキットです。当キットも今回の販売までにかなり紆余曲折を経て完成致しました。そちらについては文末で記述いたしますが、
個人的にもやっと販売に漕ぎつけられた感がございます(汗 

さて、当製品はトーンコントロールICとして定評のある
TA7630Pを採用し、音量/高音/低音/左右バランスをコントロールを可能にしております。
また、Ti社製の低雑音オーディオ用デュアルオペアンプNE5532P
使用したヘッドホンアンプも追加機能として搭載していますので
ある程度使いやすい仕様となっています。

今回はプリアンプキット第一弾ということでDC電源で使える仕様の物をご用意致しました。その為、手軽に扱えるのはもちろんですが、
電源部分にノイズ対策を施し、音質が良く使いやすい逸品を目指て仕上げたキットとなっております。商品写真の通り、毎度おなじみのFX-AUDIO-との相互協力で開発を進め、ある程度納得できる形にしたうえでNFJコラボモデルとしてご用意したのが当キットでございます。

弊社としましても、久しぶりの新開発アンプキットですので、弊社コンセプトの通り、皆様のご意見を伺いながら改良を加えていこうと思っております。ぜひお試しください!



それでは、引き続き製品仕様等をご案内致します。

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◆TA7630P搭載HPA付きプリアンプ自作キット特徴◆

東芝製トーンコントロールIC『TA7630P』を搭載!(リユース部品)
※アンプキットの前段やオーディオ機器のライン入力端子に
 接続することによりトーンコントロールが可能でございます。

・ボリューム・左右バランス・TREBLE(高音)・BASS(低音)が調整可能!
※より使用環境や好みに合わせた音質への調整が可能です。
 またTA2020をはじめ全段直結回路となっているシンプルな構造の
 デジタルアンプの部品個体差によるギャングエラーや左右バランス崩れ
 補正などにも効果的にお使い頂けます。

Ti社製低雑音オペアンプNE5532PをDIP、ソケット方式で搭載!
※オーディオ用低雑音オペアンプを使った専用ヘッドフォンアンプ回路を
 トーンコントロール連動型として搭載。またDIP、ソケット方式にすること
 により、部品取り付けの簡易化し、サポート外ながらも他のオペアンプ
 への交換も可能な使用となっております。

・主要部品を弊社供給部品で構成したNFJクオリティ!
※電源周り等に日本ケミコン製の超低ESR、高リプル許容タイプの
 電解コンデンサハイグレード品を多数採用。その他にも主要ICは
 弊社で調達し、中華クオリティにならないよう信頼性を上げております。
 

●製品仕様●
トーンコントロールIC:東芝製「TA7630P」(リユース部品※)
※諸所に事情により、リユース品を採用しております。詳細は文末をご覧下さい。

ヘッドフォンアンプ用オペアンプ:Ti(テキサスインスツルメンツ)製「NE5532P」

入力端子:RCAピンジャック

出力端子:RCAピンジャック(ライン出力)3.5㎜ステレオミニジャック(HPA)

電源電圧:DC12-16V
※最大電流量500mA以上の電源が推奨です。
※当プリアンプと接続する別のアンプ同士で同一の電源を使うとGND
 ループが発生しノイズがのる可能性が高くなります。その為、出来るだけ
 それぞれ別電源でご利用頂くことをお勧めします。

基板サイズ:100㎜×50㎜×1.6㎜


◆キット内容◆

・プリアンプキット用基板x1

・IC類
TOSHIBA TA7630PトーンコントロールIC(リユース品)x1
Ti NE5532P オペアンプDIP8Pinx1
ST L7812CV三端子レギュレーターx1

・ソケット/端子類
DIP8Pin用ソケットx3
金メッキRCA赤/白端子x2
3.5mmステレオ端子x1
Φ5.5-2.1㎜DC端子x1

電解コン Panasonic M 50V 2.2uFx4
電解コン Panasonic M 50V 10uFx2
電解コン 日本ケミコン KY 25V 47uFx8
電解コン 日本ケミコン KRG 10V 220uFx1
電解コン 日本ケミコン KZG 16V 470uFx2
電解コン 日本ケミコン KY 10V 680uFx2
フィルムコン Panasonic ECQB 100V 4700pF(±5%)x2
メタライズドフィルム PILKOR 63V 0.12uF(±5%)x2
積層メタライズドフィルム100V 0.1uF(±5%)x1

・抵抗器類
9㎜タイプ1連ボリューム抵抗B50Kx4
↓アキシャル型金属皮膜抵抗1/4W(1%品)
10KΩx9
47KΩx4
1.5KΩx3
1.2KΩx3
100KΩx2
5.1KΩx2
1KΩx2
22Ωx2

・その他
アキシャルタイプフェライトビーズx1
赤色5㎜砲弾型LEDx1
簡易説明書(部品配置図付き構成部品一覧表)×1


■注意事項■

・一枚目の写真は完成例です。当製品はDIY自作キットですので
 ご自身で部品を組み込む必要があり、お届けする物は2枚目の
 部品セット状態となっております。お間違いのないようお願いします。

弊社キットの中では部品点数が多く、比較的難易度が高めです。
 電子工作の定石どおり、背の低い部品から先に取り付けていくことを
 お勧めします。またそういったキットですので慣れておられない方や
 初心者の方は、半田ごての取り扱いにご注意下さいませ。

・当キットは自作キットという性質上、基本的に製品保証はございません。
 また諸所の事情によりTA7630Pはリユース品を採用しております。
 IC自体は全て検査基板で動作確認済みですのでご安心ください。

組み立てに関する部品配置図を含む簡易説明書は付属させております
 が詳細な説明書等はご用意しておりません。電子機器を製作したことが
 ない方や電気的知識をお持ちでない方、商品写真を見て印刷の記載が
 わからない方はご購入をご遠慮ください。弊社では製作時のサポートや 説明書の配布などはしておりませんのでご注意下さい。

※上記注意事項をご理解・ご了承頂ける方のみ、お求め下さいませ。


★NFJユーザー交流掲示板のご案内★

上記注意事項の通り、弊社では製作時のサポートなどは行なっておりませんが、ユーザー様同士の情報交換をお手伝いする為に、掲示板をご用意しております。こちらの掲示板をご活用下さいませ。

※現在は試験運用中です。ご覧になる前にリンク先記載の
 注意書きに必ず目を通してから、ご覧下さいませ。


以上、簡単ではございますが製品についてご案内致しました。
ここからは余談でございます。お時間のある方はどうぞ。


※ ※ ※

さて、冒頭でも触れましたが当キットは紆余曲折を経て今回の販売に至りました。中でもバイヤーKが闘病中であったことは、最も大きな障壁でございました。

バイヤーKの体調が芳しくない状況でもFX-AUDIO-側に何度もサンプルを作らせておりましたので、基板の設計自体は今年の春ごろにほぼ煮詰まっておりました。ですから、当時のバイヤーKの記事でもそろそろ販売が近い雰囲気が出ておりました。

ただバイヤーKがその記事を書いた直後に悲劇が始まりました。。。

まずその翌日の病院の診察でバイヤーKの緊急入院が決定致しました。入院中はもちろん治療が最優先だったのですが投薬治療でしたので、体調の良い時は作業を行なうことが出来ました。

ちょうどその頃に出来上がった基板サンプルが日本に到着し、バイヤーKの確認後に正式にゴーサインを出しました。あわせて正式販売に向けてセット部品の準備に入ったのですが、バイヤーKが日本に戻っておりますので一部部品はFX-AUDIO-に準備をお願いいたしました。。。ただ、そこで中華特有の問題にぶち当たりました。

。。。そうです、コピー部品です(汗

中国では様々なコピー品が出回っていることは有名な話ですが、電子部品のコピー品も複数出回っております。弊社ではバイヤーKが中国に滞在しすることにより、対策を行なっているのですが今は日本に帰国中です。バイヤーKは病院のベッドの上でFX-AUDIO-が調達した部品を見て、肩から崩れ落ちたそうです。。。

ただ凹んでいても仕方がありませんので何回も部品を仕入れさせました。しかしながら、怪しい部品が多く、またその途中で別のキットにおいてICの不良ロットが混在するといった問題も発生いたしました。そういったことを省みて、さすがにバイヤーK不在の状態で無理にプリアンプキットの販売準備を進めることは出来ませんので、泣く泣くキットの製造を中止することに致しました。

それから8月に入りバイヤーKがようやく中国に戻ることが出来、彼自身で部品の調達を行なうことにより、キットの製造を開始することが出来ました。ただ、基板の設計完了から既に4ヶ月という期間が経過しておりました。

。。。そうです、円安です(大汗

円安が進行する前に部品調達が出来ていれば良かったのですが、結果的に部品調達がはじめられたのは円安が進行してからでした。その為、大幅に部品原価が上がってしまいました(痛

それでも、スムーズに部品調達が進められればそれで良かったのですが、当キットのメインICであるTA7630Pの調達に苦労することになりました。複数の業者からサンプルを買い漁ったのものの、新品と名乗っているだけの抜き取り品であったり、不良品率の高い選別落ち品まがいであったりとなかなか思うように調達できません。既に廃番の部品ということもあり、今年の春ごろよりも見つけづらくなってしまっていたようです。

そこで、バイヤーKはあえてTA7630Pはリユースを採用いたしました。下手な新品部品を買うよりは、全てのICを動作確認し独自で検品する方が確実と睨んだからです。またTA7630Pは当キットではソケット方式になっておりますので、当キット実物でIC検証が出来、なおかつ検証時に熱破損することもございませんのでかなり精度の高い検証が可能でした。結果的に、比較的状態の良いリユース品を入手でき、動作確認もクリアできましたので、今回の販売に至った次第でございます。

少々長くなりましたが、以上が当プリアンプキットの変遷でございます。
苦労はしましたが皆様にお勧めできる製品にはなったかとは思われます。また今回はあくまでもプリアンプキット第一弾ですので、是非ご意見、ご感想をお聞かせ下さいませ。


※ ※ ※

それでは今回も宜しくお願いします!




※追加情報は当ページに加筆・修正する形で追記します。