新製品のご案内 - USBDAC&ヘッドフォンアンプ内蔵ボリュームコントローラー『FX-AUDIO- M2J』
2014年7月22日火曜日21時より販売開始
販売価格:3,080円(本体のみ)
販売数:99台
※お一人様につき2台までのご購入でお願いします※
※上記リンクは販売先管理ページへのリンクです。ご注意下さい※
※お知らせ※
販売時の商品情報はこちらのブログのみに記載しております。事前にこちらの記事を全てご確認下さい。
皆様、こん○○は。Hでございます。
表題の通り以前販売させて頂いた製品を改良したNFJオリジナルモデル
「USBDAC&ヘッドフォンアンプ内蔵ボリュームコントローラ『FX-AUDIO- M2J』」についてご案内させて頂きます。
さて本製品は初代M2のユーザー様から頂戴したご意見や固有環境の不具合などのフィードバックを元に改良を行い、なおかつ重点的に音質改善を施したNFJオリジナルモデルとして生まれ変わった製品です。先日まで販売していたDAC-X3Jも大変ご好評を頂いておりますが、弊社としてはPC用としてシンプルで使い勝手の良い製品として提案させて頂いているのが今回の『M2J』でございます。
概要としましては、ハイレゾこそ対応していないものの音質面で定評のあるTi社のPCM2704をセルフパワーモードで駆動させたUSBDAC機能を有し、小型ながらも低ノイズでパワーに余裕のあるTi社のTPA122を搭載したヘッドフォンアンプユニットを搭載した製品です。またELNA社のSTARGETをはじめとするオーディオ専用コンデンサを効果的に使用することにより音質の保持に努めております。
サイズや機能などは初代M2と同じですが、あえて本体の目立つ部分に表記していたモデルネームを排除し、より無機質で工業的な外観になるようにデザインを行っております。どうしてもこういった製品は外観に好みが分かれるところではあると思いますが、出来るだけ無難な形状にしております。ある意味、某雑誌付録のUSBDACを狙い撃ちしている製品です(笑
もちろんバージョンアップをしても「コストパフォーマンス命!」には変わりはありません。消費税増税の関係で若干価格調整を行っておりますが、実質据え置き価格でご用意いたしました!
先代M2のご案内と同様にPC標準のイヤフォンジャックでヘッドフォン・イヤホンをお使いの方で今までにUSBDACを試されたことの無い方から、弊社常連様まで楽しんで頂け便利にご活用頂けるかと思います。特に「USB DACってどうなの?」と思われている方にこそお勧めです。
ぜひお試し下さい!
弊社おすすめの逸品です!
それでは、引き続き製品仕様等をご案内致します。
★『FX-AUDIO- M2J』、初代M2からの変更点★
1、基板構成を見直し、設計から実装部品にわたるまで改良!
A,初代M2の基板設計の仕様でUSB電源のノイズに影響して、環境に
より左チャネルのSN比が悪化していた問題の原因を特定。
回路変更による基板改良により改善を行いました。
※こちらの箇所は一部ユーザー様から不具合報告を頂戴しており、弊社で調査していた部分です。当初は弊社で症状が再現できなく相性と思っていた案件でしたが、2件類似のご報告を頂戴していたため個体不良を疑い日本側で再度試聴チェックした物を代品として再送させて頂いておりました。ただ、それでも完全に解決はしなかったため、複数環境で検証した際に、回路の一部で特定環境において影響しそうな部分を発見致しました。その後、バイヤーが中国へ戻った際にその部分を変更してみた所、改善がみられましたので、今回のM2Jでは改善を行っております。
B,主要部品を大幅に変更し、音質面をリファイン致しました。
使用していた部分を、ELNA社のオーディオ専用品の上位グレード
しました。その結果、大幅に音の情報量が増え、とても自然な感じに
鳴っております。
・出力カップリングを更に抵抗値の低い物に変更し、自然で且つクリアな
音質を実現すべくPanasonic製のFJシリーズを採用いたしました。
・電源平滑ラインには知る人ぞ知る高級品、ELNA製のオーディオ専用
品コンセプトシリーズのSTARGET(OFCリード品)を採用しました。
・ヘッドフォンアンプはTi社のTPA152から同メーカー製のTPA122に変更
いたしました。TPA152も悪くなかったのですがよく言えば優等生的な
ものの無理に整えた雰囲気があった為、雰囲気を重視してTPA122に
変更しております。
・3.5mmステレオジャック出力端子を高品質金メッキタイプに変更し、
接続時のインピーダンス値を改善いたしました。
2、その他、細かな点の調整や改良を実施!
・先述の部品変更などに伴い基板表面側の挿し込み部品の量が増えた
為、ケースのCNCデータを一新しアルミ削り出しの形状を変更しました。
・その他にも製造時の細かい部分での注意点を検品時にチェックしたり、
仕上がった際の検品の流れを少し複雑化させることにより、より完成度
の高い製品として仕上がっていると思います。
◆その他『FX-AUDIO- M2J』の特徴◆
※基本的な特徴は初代M2を引き継いでおります。
・小さくてもピリリと辛いボリュームコントローラー!
※USB-DACとヘッドフォンアンプを複合した小型で
便利なボリュームコントローラーです。
・USB-DAC ICに『Ti製Burr-Brown PCM2704』を採用!
※国内外を問わず多くの会社が採用しているICです。
それくらい音質に定評があることを物語っております。
また当製品はIC内蔵のレギュレータを使わず、三端子レギュレータを
実装したセルフパワー仕様にし、音質向上を図っております。
・ヘッドフォンアンプICに『Ti製TPA122』を採用!
※小型ながらも低ノイズで音質に定評のあるICです。
・小型ボディに大型ボリュームノブを搭載!
※視聴しながら手軽にボリューム調整が可能になります。
またクリック感のあるボリューム抵抗を採用することにより、
安定した音量調整が可能です。
・アルミ削り出しのボディとノブを採用!
※こういった小物は見た目も大事です(笑)
ボディー部分に関しては出来る限り高級感を意識する
といった、弊社の意向も組み入れつつ 何度か試作品を
重ねて今の形となっております。
・本体底部にLEDイルミネーションを搭載!
※底面に厚めのアクリルプレートを配置し配光させております。
電源のON/OFFの確認のみならず、存在感をかもし出しております。
商品写真では本体の下に鏡を設置して撮影することにより、
かなり明るく見えますが実際は上品な発光で必要以上に目立ちません。
暗い部屋の中でもちょうど良いくらいの明るさになっております。
・ドライバレスのUSBプラグアンドプレイ動作でカンタンに使用可能!
※当製品を汎用ミニUSBケーブルでPCと接続するだけで、基本的に
OS標準のドライバが自動割り当てされます。またPC操作に詳しい方は
汎用ASIOドライバを組み込みソフトウェア側での音質改善が可能です。
・USBバスパワー動作により、外部電源不要!
※USBから電源を供給しますので外部電源が不要です。
本体も小型ですから、自宅外への持ち出しも快適です。
●製品仕様●
USB DAC IC:Ti製Burr-Brown PCM2704
対応サンプリングレート:16bit/32kHz、44.1kHz、48kHz
セルフパワー(Self-Powered/外部電源)モード仕様
ヘッドフォンアンプIC:Ti製TPA152
最大出力レベル:150mW
デジタル入力端子:USB(USBコネクター ミニBメス / USB 1.0以上)
MacOS X / 9.1
ドライバ:不要(OSの標準ドライバが自動で割り当てられます)
アナログ出力端子:Φ3.5mm ステレオミニジャック
サイズ:Φ50㎜×高さ37㎜
重量:約70g(本体のみ)
電源:USBバスパワー(※外部電源不要)
付属品:なし(※別途接続用ケーブルをご用意下さい)
※汎用のミニUSBケーブル(ミニUSBコネクタ⇔USB Aコネクタ)
(各種100円ショップでも入手可能)をご自身でご用意下さい。
■注意事項■
※おかげさまで「弊社監修のFX-AUDIO-」ブランド製品は大変ご好評を頂いております。ただ弊社としましてはあくまでも「適正価格」で販売させて頂いていたつもりですが、以前の製品が入手困難であったことなどもあり、ユーザー様の転売にあたり実質プレミア化してしまっている現状です。ですから、極端にご期待頂いても、お応えする自信はございません。恐れ入りますが、ご理解下さい。
※最初に使用する際、ボリュームは必ず最小位置に合わせて下さい。当製品はヘッドフォンアンプ機能を備えておりますので、必要以上の音量を出力することが可能です。その為、初回使用時はPC側、アンプ側共に小音量でお試し頂き、徐々に適正な位置まで調整して下さい。
・ご使用の環境によっては、ノイズ等が聞こえてしまう場合がございます。ただこちらの原因は本製品自体ではなく製品の異常ではございません当製品の設計、構造的に非常に低ノイズな製品ではございますが、PC側由来のノイズを除去しきれない場合がございます。特にカナル型イヤホンや高性能ヘッドフォンを接続すると、それらの性能のよさが裏目に出て微小なノイズや高周波を拾ってしまう場合がございます。こういった場合は外部給電のUSBハブなどを介して頂くなど、ご自身で回避して頂くようお願いします。
・アナログなボリューム抵抗を採用している以上、ギャングエラー等が原因による特定ボリューム位置の左右のバランスの片寄りが生じる可能性がございます。また当製品はヘッドフォンなどを接続して使用する為に個人の聴覚差が大きく影響します。こういった場合はPC側でバランス調整などを行うなど、ご自身で対策をお願いします。
・製造時の汚れや小傷などがある場合がございます。弊社検品時に
出来る限り間引いておりますが、全く傷、汚れが無いわけではござい
ません。そういった点を気にされる方は、あらかじめご注意下さい。
・当製品を使用した際におきた機器などの故障・破損、
及び、事故、負傷等の損害についての補償は対応できません。
・当製品は商品到着後2週間の初期不良保証をお付けしております。
但し、上記事項に抵触する問題は初期不良として対応が
出来ない場合がございます。また分解、改造時は保証を含め
一切の対応が出来かねます。あらかじめご注意下さい。
※上記注意事項をご理解・ご了承頂ける方のみ、お求め下さいませ。
以上、簡単ではございますが製品についてご案内致しました。
ここからは補足情報でございます。
まず今回の『M2J』についてバイヤーKよりコメントがございます。
四方山話ではございますが、ご覧下さい。
※ ※ ※
初代M2は本国仕様のNFJカスタマイズ品としてスタートしたわけですが、実は初代M2についても当初から私Kが関わっておりましたので、開発秘話として少しお話いたします。
まずM2はその仕様(USBDAC等)自体が目的だったわけではありません。当初、PCIカードアンプのポップノイズの件で音量調整をどうにかならないかというご提案がPCIカードアンプ販売時にありました。このカードアンプからのポップノイズは特に問題ないのですが、音源側ポップノイズ(そのデバイスがWINDOWS開始する際に受け渡しの際に発生する初期起動時の物)がサウンドカードによっては発生し、既にPCIアンプカードは起動しているので音源側のポップノイズをそのまま増幅させてスピーカーから出てしまうという問題がございました。
この問題はPCIカードアンプ側ではどうしようもなく、その環境によって出る物と出ない物があったりして、根本的にどうにかできないものか思案しておりました。そしてたどり着いたのは音量調整機能付きの3.5mmステレオ延長ケーブルを付属させることでした。ひとまず最低限の目的を達成できるものを標準付属させることにし、別途デスクトップに配置して違和感の無いボリュームコントローラを用意してみよう、という事で思案していたのがこちらの形状です。
その際は絵コンテ的な物と材質等の提案のみでの構想でしたが、FX-AUDIO-側である程度価格などの折り合いをつけつつ煮詰めたうえで出来あがったのが、こちらのケースを使ったボリュームコントローラでした。
しかしながら、出来上がるまでにかなりの時間がかかってしまった為、日本側でのPCIカードアンプの販売は終了しており、引き続き販売していた中国国内でのみボリュームコントローラとして販売していました。
ただ元々提案したのはこちらであるものの微妙な意匠が伝え切れておらずそのデザインもせっかくマシニングで削り出したのに、アール部分の削ぎなどでなんと無くのっぺりした印象でして、近いうちに改良しなければなぁー、と時は過ぎていった感じです。そういった経緯があって、そこからの進化系で色々することを模索しつつ生み出されたのが初代M2です。
余談ですが、プロトタイプのボリュームコントローラの中国国内での販売開始と弊社から初代M2の販売が開始されるまでの間に、なぜかS.M.S.L社からそのケースを使ったUSBDACのヘッドホンアンプが発売される事になりました(汗 このカラクリはまたの機会にでもお話しします。私は「ありなんか!?」と率直に驚いた限りです(汗
さて、そんな感じで初代M2が登場し、今回の『M2J』が出てきたわけですが、当初のケースよりはよくなった外観で登場しています。ただ生産に関してはかなり手間のかかる工程がありまして、その辺りでの精度を要求するが為に何度も持ち戻り調整を経てからの完成となっております。その当たり知っていただけるとありがたいです。
また、製造後の検品と弊社事務所に来てからの検品と二重検品を行い、実際に音楽を流しヘッドホンからの音を聞いての音質に問題がないかの検品等も実施してから日本へ発送していますので、ご安心頂ける製品となっていると思います。
他にも基板上でこだわりの部分等有るのですが、それもまた別の機会にでもかければ書こうと思います。
※ ※ ※
以上、バイヤーKからのコメントでした。
引き続き今回も知人にレビューをもらいました。なお今回は初代M2と『M2J』の比較に重きをおいてもらっております。あくまでも一個人の感想ではございますので、参考までにご覧下さい。
※ ※ ※
数種類のヘッドホン、イヤホンで
前身製品である「初代M2」と今回新たに作られた
『M2J』を聞き比べてみました。
当初、個人的な先入観のせいもあった為か、
味付け的な何かを入れてくるかなとワクワクしていたのですが
いい意味で期待を裏切られました。
『M2J』一番の注目すべきポイントは「初代M2」の良さであり特徴で
あった原音に近い鳴りでフラットに音が出ているという部分の
ベースを変えずに昇華させているところにあると思います。
もし、ボリュームノブの設定を同じにして
二台を聞き比べられたら、その第一印象は
「初代M2」よりも『M2J』の方が音量が小さく感じるかもしれません。
「初代M2」では特定の帯域で目立っていた粗さというか、
例えるなら突き出た棘のようなモノがありました。
『M2J』においてはその棘が削ぎ落とされた反面、丸みが強くなって
います。だから、決してパワーが弱まったわけではなく
音粒がまとまってシルキーになっているので
音量が小さく感じられるという表現が適格かと。。
余談になりますが「初代M2」で微かに感じることのできたホワイト
ノイズが『M2J』でほぼ0になっているのにも驚かされましたね。
「あれ、ジャックにプラグちゃんと刺さってる??」
ってなったくらいなので(笑
総評としましては、、、
どちらかというとコストパフォーマンスの高さを
前に押し出していたイメージの商品なのに
価格はそのままにワンランク上のヘッドホンアンプに
進化したという印象です。
もし友達がヘッドホンアンプの購入を考えているならば
僕個人的には、エントリー機としてではなく、
普通の定番機として扱って『M2J』を薦めれる、そんな気がしますね。
※ ※ ※
以上、知人からの比較レビューでした。
弊社のことを気遣って少々誇張しているような気もいたしますが、私時自身も試聴して良くなっていることは実感できております(汗
※余談ですが知人はこれからも時折現れます。詳細は今後をご期待下さい。
ですから上記のレビューを読んで「胡散臭い!」と感じた方は是非お試し下さい!弊社としては高額な設定をしているつもりはございませんので、十分コストパフォーマンスは実感して頂けると思います。
それでは『FX-AUDIO- M2J』のご検討を宜しくお願いします!
弊社お勧めの逸品です!