8/26から9/11に販売した「DAC-X5J」基板交換(無償修理)のご案内

※11/10追記※
おかげさまでほとんどの対応が完了いたしました。その為、基板交換の受付期限を「2015年12月27日まで」と区切らせていただきます。対象の方にはさまざまな方法でご連絡させていただいておりますので今一度ご確認下さい。

※10/7追記※
交換作業が一段落ついております現在の状況は返送頂いてから到着次第、交換作業に入る事が出来ますので、宜しくお願いします

※10/3追記※
現在基板交換作業を行っており本日10/3よりご返送を開始いたしました順番に作業を行っておりますので、ご返送済みの方は今しばらくお待ち下さいませ

※下記内容は基板交換に該当するユーザー様皆様にメールにてご案内させて頂いております。
 ただ一部ユーザー様におかれましてエラーメールが戻ってきてしまっておりますので
 メールが届いていないユーザー様はお手数ですが弊社までご一報下さいませ。


いつもお世話になっております、NFJストアでございます。

DAC-X5Jをお求めになられた皆様には先日よりご心配をおかけしております。今回の錆の件について、原因の特定、及び今後の対応について決定いたしましたので以下の通りご案内致します。


該当製品:FX-AUDIO- DAC-X5J

販売時期:2015年8月26日~9月11日

問題の概況:USB-B端子、DCジャック、LEDリード足の電気的接点以外の箇所に錆が発生している。

錆の発生原因:酸性のフラックスを使用し、フラックス除去液での洗浄・中和が不十分であった為に腐食が進行してしまった。

弊社の見解:弊社での調査・検証の結果、基板の部品実装業者が使用しているフラックスが侵食性の強い酸性タイプに変更されていたことが判明しました。今年の四月ごろまで使用していたフラックスは問題がなく、弊社製品ではDAC-X5Jの製造のタイミングからフラックスが酸性タイプに変更されておりました。その結果、端子部分が腐食されてしまうことにより錆が発生してしまった状態です。なおフラックス除去液は基板の裏のみの施工でしたので、表の端子側に付着したフラックスが洗浄・中和できなかった為に、急激な速度で錆が進行したものと思われます。

当初は端子部品自体の問題で底面パレットが湿気の影響を受けているのかと推察しておりましたが、未出荷のDAC-X5Jの在庫を改めてチェックした際に錆がない物や点の粒で錆び始めていない軽微な物から明らかな錆が出ているものを合わせると70%近く発生していることが判明しました。

USB端子以外にDCジャックも合わせて錆が発生していた事が部品の問題ではなく、調査を進めていくうちにフラックスの変更が原因であることを特定しました。

製造時(中国)は全数、移送時(日本)は抜き取りで検査を行っておりましたが、錆の進行状況には個体差が有るうえに全ての個体で発生していた訳でもなかった為に錆の発見が遅れてしまいました。

以上のことから今回の錆はDAC-X5Jに限定した症状と判断いたしました。その為、該当する個体をお持ちのユーザー様にはメイン基板交換(無償修理)を実施させて頂きます。ご心配、ご迷惑をおかけしたことを心からお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。

なお酸性タイプのフラックスを使用していたのは今回のDAC-X5Jと増産中であったDAC-X6Jの2機種でした。増産分のDAC-X6Jに関しては基板から再生産し近日中に再販の予定です。



対処方法:メイン基板交換(無償修理/往復送料弊社負担)

代替メイン基板は新規に作り直しております。また迅速にご用意する為に弊社及び関連業者を統括して当基板製造に集中するスケジュールを組んでおります。最短で日本に届くように手配しておりますので、国際輸送の日数も含め約10日で入荷する予定です。

※今回は保証対象外行為の有無に関わらず無償修理の対象とさせていただきます。
オペアンプ交換を行った方は標準のオペアンプに戻してご返送下さい。
(USBユニット基板、オペアンプ、ゲイン設定ピンが搭載された状態でお戻し下さい。)


・・・修理の流れ・・・

(ユーザー様)修理受付けフォーム(メール記載)より申し込み
(NFJストア)回収用資材をクロネコDM便にて出荷
(ユーザー様)回収用資材を用いてNFJストアに返送
(NFJストア)弊社到着後、基板を換装しユーザー様へご返送


修理期間:回収資材を返送後、およそ1~2週間

※お手元のX5Jが離れる期間を短くされたい方は回収用資材をお届けした日より1~2週間ずらして返送して頂くと最短でご返送できるかと思います。


■修理についてのお願い■

・修理に際しある程度のお時間を頂戴します。
・メイン基板以外はお戻しいただいた物を使用させて頂きます。

誠に勝手ながら上記2点についてはご了承下さいますようお願いします。
(ご了承いただけない場合は返品・ご返金の対応をお受け致します。)



□Q&A□

Q1、現在の錆を放置したまま使うとどうなるのか?
A1、弊社での検証の結果、錆が発生している箇所は基板上の電気的接点以外の箇所の為、発火することは考えられませんが心配な方はご使用をお控え下さい。また発生している錆は赤さび(非導通)の為、基板上でショート等の原因には短期的にはなりえません。なお本製品はACアダプタを介して電力供給を行うため、仮にショートしたとしてもACアダプタ側の安全回路が働いて通電が遮断されます。

但し、USB端子の錆が進行すると信号の通信エラーが発生する可能性がございます。

また当該箇所の部品交換をせずに錆を洗浄しただけでは対処できない為、お求め頂いた個体の状況を問わず無償修理を行います。


Q2、NFJストアで販売されている他製品は大丈夫なのか?
A2、今回の錆が発生した時期に製造し、販売した製品は「8/26から9/11に販売した「DAC-X5J」」のみです。

既に販売している「FX202J」「FX1002J」「D302J」「DAC-X6J」に関しましては、今回のような錆は発生いたしませんのでご安心下さい。


Q3、今回のDAC-X5Jで一部部品に差異があるといった情報があったが本当か?
A3、一部の部品で差異、もしくは実装の差がございますが基本的に同一の仕様となっております。


以上、今回の錆の件についてご案内をさせて頂きました。
ご心配をおかけしてしまった皆様方には改めて深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。