進化したモノラルパワーアンプ!!が再販です。FX-501J 第2ロット


イメージ 3

イメージ 4


デュアルモノラル構成で大人気の、FX-AUDIO- FX-501Jが、更に尖った仕様になって帰ってきました!!
前ロットであった問題点や詰めの甘さをバイヤーK主導で改良。
実質的な新モデルと言ってもいい出来栄えです。


先輩との会話

A「先輩、501Jって全然別物なのになんで+とかproじゃないんですか?」
「ああっ、それは話せば長いんやけどな・・・」
A「ごくっ(真剣な面持ち)」
先「フロントパネル先につくってもうたんやw」
A「そこかい!」

いや、ほんま冗談みたいな理由でした(汗)
で、冗談抜きにしまして、なぜ先に作ったかというと、中国の物価上昇が半端じゃないぐらい続いてるからなんです。
特に金属関係や電子部品関係は酷くて、積セラなんか1年で4倍以上、最近だとアメリカとの貿易摩擦でICそのものが高騰し始めてます。
これから1~2年は入荷のたびに価格があがりそうな情勢ですので、ご理解をお願いすることになると思います。m(_ _)mペコ



それでは仕切り直して、今回の変更をわかりやすく解説しますね。
まずスーパーウーハーや2.1chのウーハーで使う方に関係する改良です。

*入力ラインの合成を入力直後に行い、入力カップリングコンデンサーの個体差による左右チャンネル差を排除しました。
更に入力抵抗には高音質で信頼性の高いDALEを採用!

前ロットでは入力信号の合成を入力カップリングの後にやってたんですが、一個のウーハーで左右の低音を鳴らす場合に、右左右左と交互になる低音だと、カップリングコンデンサとその後の回路でフィルタになって、コンデンサの誤差(最大10%+10%)が低音の聞こえ方に影響してたんです。

もちろんコンデンサの容量差が最大になることは稀ですし、低音なので影響が有ると言っても微々たるものと言うか、ハイカットの位置でも印象が変わるので、気づく人がいるんだろうか?というレベルなんですけど、ロットが変わる改良なので「音質には妥協しない」とKの方針から大幅に回路が変更されました。

それと地味ですけど、入力抵抗がDALEになって聴き味が素直に良くなってるのは嬉しい変更ですね。

*電源デカップリング+各チャンネル専用バルクコンデンサで、前ロットの約三倍の電力供給能力を確保。
これにより低音域の立ち上がりを改善すると共に、連続大音量時の音痩せを無くしました。
また各チャンネル専用バルクコンデンサは電力供給の理想化に貢献し、両チャンネルの動作状況を均一化してParallelBTLの合成歪を抑制しています。

*出力フィルタにECHUを採用!低音域の迫力だけでなく、高音域の質にも拘る徹底ぶりをご堪能ください

各チャンネル専用バルクコンデンサが新設されて、聴き比べるとはっきりと分かるほど切れが良くなってます。
元々ニュートラルな聴き味が取り柄のTPA3118ですが、バルクコンデンサで低中音のシャープさ、ECHUで高音の質感と全域に渡って実感できる音質向上で別物に仕上がってます。

分かり易いところだと、ドラムは音の輪郭がハッキリしていて、連打の中でバスドラ入った瞬間でも他の音が緩まないです。
ウッドベースやチェロなんかの胴鳴きは共振なので、かなり音圧が高くてデジアンの不得手な音なんですが、その中でちゃんと次の音が聞こえるのもポイント高いです。
胴鳴きで有名なアルバムだとBrian Brombergの「Hands」はかなり感動ものですので是非聴いてみて下さい。

100Wのモノアンプなのでスピーカーとの距離がある程度ある環境の方が多いと思うんですけど、前ロットより距離をとっても音像が滲まないのも低中音の切れのおかげでしょうね。

それと距離があると高音は大人しくなるので、ECHUの差は分かり難いだろうなと思ってたんですけど、意外や意外、音の消え際の実際の音量が上がるので、近距離で聴くより質感に差がでてます。

聴感上で分かり易いのは、こんなところでしょうか。
ぱっと聴いて分かり難いけど、ParallelBTLの合成歪低減なんかも妥協しない音作りの結果です。


*PWMで生成していたICコントロール用電圧を、3端子レギュレーターで生成しグランドへの影響を排除。

こういう所も、実際の聴感というよりコツコツ積み重ねで良くなる部分ですから大事ですよね。
バイヤーKは開発者の独創性を大事にするんですけど、一旦関わると拘りまくってダメ出しするので、開発陣からは怖がられてるようです(笑)

駆け足での解説でしたが、なんとなくでも良くなったポイントが伝わったでしょうか?

6/21追記
今回の新色チタンでご質問があったので書いておきますね。
チタンと言うとチタンブラックを想像される方が多いんですけど、新色チタンはチタン合金の色に近いです。具体的にはチョット青味がかった明るい燻し銀です。
落ちついた色調で最大の特徴はパネルにレーザー刻印されている字が読める!(笑)
実はユーザー様のご要望で多いのが、シルバーを買いたいけど字が見にくいってのがありまして、なんとかしたいのですがレーザー刻印では今の状態が限界です。
そこで、今までも明るい色で色々と試行錯誤してきたんですが、今回のお試し新色がチタンというわけです。
ですので、評判が良ければ他機種への展開もありますので、買って気に入った方は是非ストアでレビュー口コミ書いてくださいね。


モノラル パワーアンプのデュアル構成って、今までは一部のマニアのものでしたけど、今回はなんとかコミコミ1万以内に抑えられましたので、この機会に是非ご検討ください!!

イメージ 1



イメージ 2

【製品仕様】
カラー:ブラック / チタン
製品保証期間:お買上げ日より6ヶ月間
入力端子:RCA端子 モノラル/ステレオ(MIX)
最大出力:100W(2Ω外気温25℃時)
対応スピーカー:4Ω~16Ω(2Ωは電源条件が厳しいので保証対象外です)
出力端子:1ch モノラルスピーカー出力 (バナナプラグ対応金メッキスピーカーターミナル)
デジタルアンプ IC:TexasInstruments社製 「TPA3118」
機能:ゲイン設定機能(20/26/32/36dB)、ステレオtoモノラル変換機能
電源:DC12~24V 電源容量2A以上(4A以上推奨) ※電源別売
電源コネクター:DCジャック 外径5.5mm 内径2.5mm (センタープラス仕様)
付属品:簡易説明書
サイズ:高さ33mm×幅98mm×奥行き123mm(突起部を除く)
本体重量:360g