FX-152J PROの最大出力について

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FX152J PROの出力について、販売後お客様より多数のお問い合わせを頂いており、個別に回答させていただいておりましたがなおも継続的に頂いている状況ですので当ブログにてご案内させていただきます。

頂いているお問い合わせ内容ですが、YDA138がデータシート上で8Ω負荷で最大10W/ch(ステレオ時)の出力となっているのに、15Wはおかしいのでは無いか?又は、誤記載ではないか?との趣旨でございます。

結論から申し上げれば、生産前の最終試作段階のアナライザーでの計測で最大出力775.0mVrms(0dB)入力で13.5V時に4Ω負荷で約20W/ch(ステレオ時)、12V時で約17W/chの出力を計測しております。

実際のところ、データシート通りの設計ですと、ご指摘の通りこのような限界値近くでは出力の安定性も悪く、ヒートシンク無しの基板放熱では熱設計上で苦しいのも事実です。

そこでFX152J PROでは、設計段階より15W2chのコンセプトを実現すべく、サーマルパッドからの放熱がスムーズに行くよう、グランドデザインに工夫をこらしたり、出力に合わせた受動部品のチョイスを行い、出力を担保できるかたちで完成し、リリースに至りました。
実際の出力として15W+15Wの出力が可能ですのでご安心ください。

ご注意いただきたいのは音楽などの用途でお使いの場合は、最大出力付近ですとTHD+NやSNRの悪化により音質にご満足いただけない可能性がございます。
そのような場合は、音質の良い出力範囲(概ね最大出力の1/3~1/4以下)でお使いいただけるよう、各種出力のアンプを取り揃えておりますので、適切な出力のアンプをお求めくださるようお願い致します。


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【注意事項】
本製品は電源別売となっております。
別途ACアダプターをご購入ください。

【推奨ACアダプター】
※本製品はDC12V 電源容量3A以上推奨
DCプラグ形状は外径5.5mm・内径2.1mmタイプの適合となります。

     


【製品仕様】
ブランド:FX-AUDIO-
カラー:ブラック
製品保証期間:お買上げ日より6ヶ月間
入力端子:ステレオミニジャック
最大出力:15W+15W(4Ω)
対応スピーカー:4Ω~16Ω
出力端子:脱着式四極ターミナルブロック
デジタルアンプ IC:YAMAHA社製 「YDA138」
前段バッファーオペアンプIC:TexasInstruments社製 「NE5532」
トーンコントロールオペアンプIC:TexasInstruments社製 「NE5532」
電源:DC12V 電源容量2A以上(3A以上推奨) ※電源別売
電源コネクター:DCジャック 外径5.5mm 内径2.1mm (センタープラス仕様)
付属品:簡易説明書/着脱スピーカーターミナル(本体装着済み)
サイズ:高さ30mm×幅75mm×奥行き107mm(突起部を除く)
本体重量:212g


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