Lepai LP-2020A+についての進展 12/21最新

こんにちは、Kです。

こちらも最近一段と寒くなってきてジャケットが必要になってきました。
さすがに暖房の概念は薄いので、着込んで耐える状態です。。。

さて、LP-2020A+についてですが、日本側のHよりシルバーで販売したロットで
何件か不具合の事例があったと聞きました。
日本側で検証した結果、容量に関係なくACの相性が稀に出るようです。
こちらに関しましては、中国側でも数種類のACでチェックしていたのですが、
中国国内はAC220Vであったり電源環境に違いがあることまでは考慮しておらず、
日本国内との相違までを想定できていなかったののは残念です。

ただ、数名の落札者様のご協力で先述の通りある程度の原因が解明できました。
ご協力ありがとうございました。

なお、現在日本側に既に到着している商品は、前回ロットまでのフィードバックを元に
メーカーへ原因究明、対策などを提案し弊社専用に改良した日本向けモデルです。

改良に際してはHより色々と提案があり、ひとまず短期間で出来る有効な対策を
実施いたしました。原因のひとつにAC-DCアダプタによって負荷時電圧の落ち込みが
大きい物が存在するため、それが原因でリレーが動作しない現象を改善しました。
これによりON/OFF時のポップノイズをなくす機能は残しつつ、リレー駆動に時間は
かからないようになりました。

そのほかにも改良したい点はありますので、今後も継続して落札者様から頂いた
提案などをメーカー側と話し合い、進展させていく方針です。

ただ、さすがに全ての提案を盛り込むと価格にかなり影響してしまいますし、
特注という事になり凄いロットを当方側で捌かなければならないという弊害が
発生してしまいます。ですから、現状の商品を改良しつつ低価格維持で
発展させる方向で話し合っていこうと思います。

また、Hより精度の高い検品の要望もあり、今回の日本向け改良ロットから
検品内容の強化をしておりまして、その結果約20%ほどを不良判断しました。
メーカー側に返品をかけたところメーカー側が何台かチェック
したみたいで、ほぼ不良は無いという回答が返ってきました。
先方も疑問を持って連絡してきたので、当方のコンセプトと今後の問題を
理解していただき、今後はこの検品体制で連携する事になりました。
どうもメーカー的には弊社の検品は少し厳しすぎたようです。
ただ、メーカー側の判断としては良品なので、また別の卸へ流れるようです。
おそらく海外のネット通販や卸売りのサイトで売られると思いますので
弊社としましては残念に思います。ちなみに、こちらは貿易をしていると
よくある事なのですが、同じ商品でも品質に違いが出る部分です。

参考までに、当方で返品に至った検品基準を記載します。
・外装・物理的な部分
製造工程で塗装前に出来た傷でも大きい場合・製造後の傷が大きい場合
コネクタ部分のズレが大きい場合・ツマミ部分に引っ掛かりが有る場合

・音質・試聴時
全ツマミ、全範囲動かした時のノイズ・音量小から大へした時の音の落ち込み
アースが不安定・電源ON時に左右のスピーカーから出る音の時間差
無音時、音量最大で雑音が大きい場合

以上、個体差もあり細かくは選別していませんが許せる範囲以外は全部返品しています。
これに関しては個人感が大きくかかわってきますので、ご理解下さい。


最後にちょっとした今後の予定ですが、Lepaiブランドの製造元のBUKANG社と弊社は
近日中に日本向けの販売代理店契約を結ぶ予定です。
長期的な目標ではございますが、弊社自体のBUKANG取扱商品の拡充と安定供給、
及び、日本向け品質の確立と改良時の協議などを利便的かつスムーズにしていきたいと
思っております。

なお、ご存知の通りLepai製品にはまだまだ改良点等がございますので、
きちんとした製品としての流通には時間がかかってしまうと思います。
弊社では落札者様のご意見をきちんと吸い上げることにより、
今後の製品への改良につなげていくといった手法をとっておりますので、
落札者様のご意見はとても大切にしております。
先ほども御礼申し上げましたが、これまでご協力くださった方々には、
心から感謝しております。本当にどうも有り難うございました。

これからも何かとご迷惑をおかけしてしまうこともあるかとは思いますが、
弊社と落札者様で製品を作り上げていければ、素晴らしい物が作れるという
実感はございますので、今後ともご協力宜しくお願いします。