再入荷!Lepai LP-2020A+ NFJストア別注品の詳細!

こんにちは、Kです。

弊社別注モデルをお待ちいただいておりました皆様、大変お待たせしました。
商品が再入荷いたしましたので報告いたします。

今回別注品は前回別注品のフィードバックにより
さらに改良依頼を致しました。
下記にて改良詳細を記載していきます。

先に、約2ヶ月お待たせしてしまった経緯から。
まず弊社の予想を上回るかなり速いペースで売れてしまったことと
弊社別注品は製造メーカーが1から(基板発注)手がけなければ
ならなかったことの、ふたつが原因でした。

ただ、その結果弊社の要望でさらに変更できる部分の余裕が出来ましたので
今回さらに改良依頼をかけた別注品が完成いたしました。
現在最新の基板Revですし、内容も標準品と比べ音質はまったく別物
といって良い製品となっておりますので、ご満足いただけると思います。


※こちらのロットに関してはご好評に付き全数完売致しました※

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●●標準品との違い及び改良点●●

・弊社日本側より持ち込んだ部品
入力カップリングコンデンサを標準品の1.75μFから
nichicon製MUSEシリーズのBP2.2μF 50Vをに変更
(全体的な音質の解像度向上と容量不足のため低音が弱かったのを改善)

LPF側の0.47μFのコンデンサをドイツWIMA製のMKS2に変更。
(出力段で乗っていたザラっぽい雰囲気がなくなりクリアで透き通った音に改善)

※上記2点をこちらより供給しました部品にて改良いただきました。

・それ以外の改良点と部品変更依頼
出力段のパワーインダクターにTDK製の物を指定
同時に前回電源入力部分前段に入っていた物を標準コイルに戻しました。
(TDKにすることにより安定した許容電流とインダクターによる個体差を改善)
(電源入力部分前段のコイルは標準品の方が、余裕の有る入力が出来ると判断し戻しています。)

3.5mmステレオジャックをパネルアース搭載のものに変更
(この部分がかなり重要で欠品の際、製造メーカーよりひとまず標準品を
送るか聞かれたのを拒否した原因のひとつです。今までジャンパーで
ボディーアースへの落とし込みをしていたので、手作業だった為不十分な
ボディーアースがあり、かすかなノイズがのるといった個体もあり、個体差の
ある製品になっていた原因のひとつだったのです。)
※ちなみに入力3.5mmジャックを使うと出力が左右逆だった問題は
 既に基板上で解決しています。

31.32Pinのコンデンサをフィルムコンに変更
(この部分で若干の性能向上が見込めるのですが、製造メーカーも
この部分は理解しておりSMDではなく挿し込み部品を搭載できる設計に
していたにもかかわらず安価な積セラを入れていた事もあり、
弊社ではフィルムコン指定で今回依頼しております。)

トーンコントロール部分のボリューム抵抗を変更
(現在の標準品でもっとも質の悪い部分です。
他の業者様で購入された方はこの部分で我慢しておられる方は多いと思います。
弊社でも前回この部分の問題で約30%以上不良判定しましたが、別注部品が
組み込まれていることもあり他業者への流出を防ぐ為製造メーカー側での
修理依頼(部品交換)にて対応しておりました。
今回この問題をボリューム抵抗のメーカーを変更することにより改善できました。)

●●検品基準は下記の通りです●●

●外装・物理的な部分
・製造工程で塗装前に出来た傷でも大きい場合
・製造後の傷が大きい場合
・バックパネルのコネクタ部分のズレが大きい場合
・ツマミ部分に引っ掛かりが有る場合
・ボリューム部分の傾きが激しい場合
・塗装ムラがでている場合

●音質・試聴時※入力接続状態
・全ツマミを全範囲動かした時のノイズが目立たないか(Direct/Tone両方)
・音量最小から最大へした時の音の落ち込みの有無
・アースがきちんとされているか
・電源ON時に左右のスピーカーから出る音の時間差
・無音時、音量最大でホワイトノイズが大きい場合

●●総評●●
標準品と比べてしまうとまったく別物で、音の解像感や低音から高音まで
広域をカバーした鳴り方をします。さらに低音も強化され良いアンプだなーと
実感できます。
初めてデジタルアンプを体験する方でも実感できる音質の良さだと思います。

前回の別注品から比べても弊社検品時で個体差が激減したことを実感し、
どの製品でも安定した音が出てくれるようになりました。
その上で製造メーカーが標準で使っているパーツも良い物に統一指定
しましたので、より一層安心してご購入いただけるようになりました。

●●今後について●●
Lepaiの製造メーカーの工場視察など重ね、オーナーと色々話し合った結果
弊社のコンセプトとの方向性がどんどんずれて行っているのが実感できたので
別注品という形で弊社コンセプトに合わせていっているのが現状です。
設計は他の中華メーカーと比べてもかなり良い物となってきていますし
アンプICも良い物を使っているのだから、これからも取り扱いは
したい商品です。ただ、メーカー自体がコスト重視、激安路線まっしぐらで
製品品質を下げてきているのには弊社として大変遺憾です。
これからどういう展開が待っているかわかりませんが、
弊社コンセプトが、ぶれる事の無いよう頑張って行きたいと
思いますので、これからもよろしくお願いします。