モデルチェンジのご案内-TA2020 デジタルアンプ自作キット Part.3


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↑9/29完売しました!次回販売をお待ち下さい。


皆さん、こん○○は。Hでございます。

大変お待たせしました。
先日からご案内しておりましたTA2020デジタルアンプ自作キットに
ついての詳細情報をご案内致します。


 のリンクも貼っておきます。

おかげさまで弊社の自作アンプキットは大変ご好評を頂戴しておりまして、
早くも今回で『Part.3』となりました。日を重ねるにつれてユーザー様も
増えていっており、有り難い話様々な情報を頂戴できるようになりました。
そういった情報を元に改良を加えて今回の『Part.3』が出来上がりました
ひとえにユーザー様皆様の賜物といえます。心から御礼申し上げます。


それでは今回の『Part.3』についてご案内をさせて頂きます。

まず今回のコンセプトは以下の通りです。

・『Part.2』基板のユーザー様のご意見・ご感想を参考に基板の
 細かい部分からの設計の見直し・改良!
『Part.2』よりもさらに遊べる、遊びがいのある基板に!
・販売価格は980円据え置き!

この3点を踏まえて作成したNFJオリジナルキットとなっております。
また、今モデルはバイヤーKの野心作ともなっております。
複数のユーザー様とのやり取りによって彼自身で工夫した点が
多く見られるのが今回の特徴とも言えます。この点に関しては、
今回のキットを組み立ててみて頂ければ実感して頂けると思います。
ぜひお試し下さい!


続きまして、当キットの内容や前回からの変更点について
ご案内致します。
 

※キット内容物一覧※
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TA2020アンプ自作キットPart.3の変更点●
・+ラインからのショットキーダイオード4個追加!

・音源入力側の可変ボリュームパターンから入力カップリングコン
 通すルートを改善、及び強化!

・2Pin/8Pinへの104のマイラーコンデンサを各1個ずつに変更
※距離が近すぎる為、積セラなどは入れない方が良いと判断

・電源2Pinターミナル横側のスペースを有効活用し、そこに
 電源平滑コンデンサを追加で搭載できるようホールを設置!

・細かい部分で問題がありそうだった部分のパターンを最適化!

・105/104/104と並んでいるコンデンサの部分の間隔を最適化!

・三端子レギュレータの外部5V供給オプションのシルクパターンを
 追加!

・オプションのインピーダンス変更キットを使用した際に、フェライト
 ビーズのリードが接触する可能性が高かった点をリードが当たり
 にくくなるように移動して改善!

・半固定抵抗W503の調整側のシルク印字を追加!
※一部ユーザー様から適切な配置のお問い合わせが有った為。
 なお、調整側はシルク表示と逆の方が後々便利になると思います
 ので後ろ側にすることを推奨します。
 (注:どちらの方向につけても、問題は無いです)


●Part.2基板から継続の当キットの特徴●
・デジタルアンプICでも評判の高いIC「Tripath社TA2020」を採用!
 効率が高く、最大で20W+20Wの出力を得る事ができます。

TA2020の組み立てキットの中では比較的簡単に作れる部類です。
 組み込み部品の詳細は基板表面に印刷して組み立て易くなっております。

・基板の配線を見直し、AGNDとDGNDを完全分離した設計

・半固定抵抗+抵抗を追加しオフセット電圧調整回路を搭載

・配線の太さを改善し、配線の厚さをも初期型の2倍の2ozタイプ(70μm)を採用

・穴をスルーホール化しパッド部分を強化、併せて金メッキフラッシュ仕様に

・入力カップリングコンのサイズにあわせた拡張性の高いホールを設置

・固定ホール位置・ボリューム抵抗位置はPart.2から継承

・電源入力段に高周波対策のフェライトビーズ9mmタイプを搭載

・LPF段の設定範囲が広い、拡張性の高いホールを設置

・5V外部給電用のオプションパターン設定を採用※ユーザー任意設定


TA2020デジタルアンプ自作キットPart.3内容物●
※太字がPart.2Ver.2後期モデルからの変更点です。

・Tripath TA2020-020デジタルアンプICx1個(リユース品)

TA2020アンプ基板x1枚(Rev.4.3:緑色にカラー変更)
※基板サイズ:縦80mm×幅60mm×厚さ1.6mm(組立後の目安:高さ約24mm)

・パワーインダクター:NFJオリジナル 10μH 9x12mmx4個

ショットキーダイオード1N5819x個(MIC製の低損失無酸素銅タイプ)

日本ケミコン製LXZシリーズ16V 1200μFx1個(電源平滑用低インピーダンス品)

・8.2KΩx1個、20KΩx4個、1MΩx2個、1KΩx1個(1/4W金属皮膜抵抗±1%)

・10Ωx2個(1/2W金属皮膜抵抗±1%)

・3pinPHコネクタx1個

・3pinPHコネクタケーブルx1本

・電源点灯LEDx1個(砲弾型5mm赤色)

・ボリューム抵抗50Kx1個(Aカーブ2連)

・ターミナルブロック2Pinx3個(ホール差込タイプ)

・0.47μFx6個、0.1μFx2個、1μFx1個(メタライズドフィルムコンデンサ)
※0.1μFはスポット入荷のEPCOS製を採用しております。

・0.1μFマイラーコンデンサ(ポリエステルフィルムコンデンサ)

・2.2μFx2個(nichicon製MUSEシリーズ FW 100V)

フェライトビーズインダクター(EMIフィルター)RH35908x1個

・半固定抵抗50Kx2個

ヒートシンクは必要に応じて、各自でご用意下さい。


※お好みに応じて付属の部品を別の物に交換していただくと
 音質なども変わりますので、ベースキットとしてもお楽しみ頂けます。



●当キット向けオプション品のご案内●
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こちらは当キットの特徴のひとつといえる
ユーザー任意設定の5V外部
給電を有効化させるための三端子レギュレータセットでございます。 
前回までは+50円のオプション品として販売しておりましたが、
注文方法が少しわかりづらかったせいか購入漏れが複数見られました。
その為、今回からオプション品の別商品として販売致します。

なお、汎用で使用可能できるようにコンデンサ類を付属させておりました
が、今回より実質的に弊社キットの専用オプションとして使いやすいような
部品内容に変更しております。

また、使用方法はPart.2よりもシルク印刷がわかりやすくなっていると
思いますので、ご自身でシルク印刷をご確認のうえでご判断下さいませ。
※電解コンの配置のみ補足:それぞれ耐圧10V⇒5V、耐圧16V⇒12Vに設置

■注意事項■
・一枚目の写真は完成例です。お届けする物は2枚目のセット内容の状態と
 なっておりますのでお間違いのないようお願いします。

TA2020のIC自体は全て検査基板で正常品として動作確認済みですが、
 製作中の破損などの可能性も考慮に入れましてICの特性上ジャンク扱いで
 保証は一切ございません。あらかじめご了承の上でご購入ください。

・当製品はデジタルアンプ自作キットですのでご自身で部品を組み込む必要が
 ございます。慣れておられない方や初心者の方は、半田ごての取り扱いに
 くれぐれもご注意下さい。

・説明書等はご用意しておりません。電子機器を製作したことない方や
 電気的知識をお持ちでない方、商品写真を見て印刷の記載がわからない方は
 ご購入をご遠慮ください。弊社では製作時のサポートや説明書の配布などは
 しておりませんのでご注意下さい。

※上記注意事項をご理解・ご了承頂ける方のみご購入下さいませ。


以上、今回のTA2020自作キットPart.3のご案内でした。



※ ※ ※



ここからは余談です。読み飛ばして頂いて結構です(汗

まず例により今回のバージョンアップ時こそコストダウンできるかと
思っておりましたが、部品の仕入れ単価等コストが下げられた部分が
ありつつも、部品点数が増えたり、インダクタ等の部品グレードが
上がっていたりと、結局前回までとあまり変わっておりません(汗
この辺はバイヤーKと私の温度差ですので仕方の無いところですので、
結果的に良い物が提供できればよし、とさせて頂いております。

ただヒートシンクに関しては欠品の為、標準付属ではなくなっております。
以前もお知らせしたとおり、ヒートシンクは元々サービス品扱いで原価に
組み込んでいなかった弊社の長期在庫品を流用した物でしたので、
さすがにこの価格を維持する為は新規での付属は不可能です。

また、ヒートシンク自体は使用用途によっては絶対に必要と言うわけでも
ございません。またTA2020自体が強烈に発熱するICでもございません
ので、ちょっとした鉄板を曲げたような物でも十分な場合がございます。

ただ空芯コイルを搭載したり、DALE抵抗キットのゲインアップ仕様を
したりすることにより出力が上げられる仕様の場合は必要ですので、
今後はオプション品扱いでご用意できればと思っております。
恐れ入りますが、こちらに関してはご理解下さいますようお願いします。


最後にオチというわけでもございませんが、一部の方はお気づきの通り
基板色が量産型緑色に変わりました。初代の白色、
Part.2の青色、そして緑色とどっかで見たことのあるカラーとなっており
ます。無論、既にとあるお客様にはご報告済みです(笑

ただ今回のカラー変更は特に予定しておらず、元々Part.2と同じ青色の
予定でした。ただ、今回の基板が出来上がった直後にバイヤーKから
電話がありまして、「なぜか緑色になっている!」、と。

もちろん基板業者に確認しました。

「なんでやねん!」
「え!あ!?ごめん、間違えたアル。」
「作り直すの時間かかるアル。いいか?」
「もういいよ・・・」

またか、と。さすが中国、期待を裏切りません。

といっても、今回は品質的には問題が無いですし、視覚的にもさほど
問題も無く、あえて時間をかけて作り直すほどでもないかと思い、
そのまま販売することに致しました。

というわけで、今回の基板色は全く意図がございません。また、Part.3が
量産型で大量に作ったというわけでもございません。
ただ、ここまでくると次回のカラーはどうやらアノ色になりそうな気が
します。それはまた別の話ですので、乞うご期待下さい。



というわけで、今回のPart.3も宜しくお願いします。
もちろん弊社イチオシの逸品です!