備忘録:2013年11月中国出張レポート

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※香港、ビクトリアピークにて


皆様、こん○○は。Hでございます。

まず先日の臨時休業に際し多くの方々にご迷惑をおかけしたにもかかわらず、皆様状況をご理解くださったうえでご対応くださったことに心から御礼申し上げます。誠に有り難うございました。


さて、今回は先日行ってまいりました中国出張レポートでございます。土産話、というほどではございませんが、現地の雰囲気が少しでもお伝えできれば幸いに思います。お時間のある時にご覧下さいませ。


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それでは本編に移ります。

まず今回はチケットやスケジュールの関係上、香港経由での中国入りとなりました。余談ですが私でも既に香港は10回以上入出国していると思うのですが、移動以外で香港国内に立ち寄ることはございませんでした。今回は香港でちょっとした用事もございましたので、香港で一泊してから中国入りするといったスケジュールを組ませて頂きました。

ちなみに香港では私一人での行動でしたので夜に少しばかり観光をさせて頂きました(汗 香港といえば世界三大夜景の一つに数えられる100万ドルの夜景でしょうか。それが最初の写真でございます。観光名所だけあって、山頂の展望台にたどりつくのに1時間以上かかりましたが、山の間近くに高層ビルが立ち並ぶという独特の夜景は十分価値があるように思われます。夜景を見ながら、つかの間の休息を頂戴しました。


その後、安宿で一晩越し、予定通り中国本土入り致しました。
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※中国側国境にて

今回は短いながらも香港に滞在しましたので、少し中国本土と比較させて頂くと、基本的に香港は中国に返還されたとはいえ、感覚としては全く別の国でした。なんと言っても香港は元イギリスの植民地でしたので、車は右ハンドル、左側走行でございます。中国本土や台湾は左ハンドル、右側走行ですので、そういった意味では、香港は違和感が無く安心感がありました。また様々な人種混在で混沌とした面はありましたが、思いのほか治安もよく、真夜中に一人歩きをしても大丈夫なくらいでした。

但し、物価は日本と同じくらいか下手すれば日本よりも高く感じました。円安の影響が大きいと言えども、中国本土と比べるとさすがに割高に感じます。その分、香港は町自体に清潔感がありましたので、日本から比較的近い海外の観光地としてチョイスされるのは納得致しました。余談ですが、あくまでも個人的な意見としては、近場の海外旅行は台湾がお勧めです(笑

後は、香港では普通にインターネットが使える点が大きいです。最近は海外での一人歩きはもっぱらスマホを重宝しているのですが、中国本土ではご存知の方も多いと思いますが「金盾」というシステムを用いて政府がインターネットの一斉検閲を行なっておりますので、Facebookを始め国際的なSNSサイトがアクセスできないのはもちろん、ここがダメなの?といったサイトにアクセスできなかったり、グーグル等でうっかり禁忌事項のキーワードを検索してしまうと、回線が遮断されてしまいます。また中国本土は回線速度も不安定な為、中国国内でバイヤーK達と合流する為に、少々苦労しました。


さて本編に戻り、中国本土に上陸後はバイヤーK達と取引メーカーの集中する電子街で合流し、予定通りメーカーさんとの挨拶回りをこなしました。ちなみに今回の手土産は白い恋人にしました。面白い恋人」ではないです(汗 なお今回訪れたメーカーさんは全て顔なじみでしたので、談笑しつつ滞りなく終えました。

挨拶が終わってから軽く夕飯を取り、すぐさま中国側NFJ事務所に向かい、諸業務をこなした時点で気がつけば深夜零時。。。翌日のこともありますので就寝と相成りました。


余談ですが、日ごろの不摂生のせいか疲労が溜まってきておりましたので軽くリフレッシュをと思い栄養ドリンクを買いにいったところ、中国名物のパ○リドリンクがありましたので、ネタがてら買ってみました(笑

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一目瞭然だと思いますが、左がコピー品、右側が本物です。味は本物と比べてコピー品が薄く感じるといった程度で思いのほか普通に飲めました(汗そもそも、レッドブル自体がリ○ビタンD等日本の栄養ドリンクのインスパイア品ではあるのですが(汗 余談ですが、日本で販売されているレッドブル薬事法の絡みでタウリンをはじめとする薬効成分が抜かれている単なる清涼飲料水です。中国やその他海外の国々ではそれぞれ配合率が異なるもののタウリン等薬効成分がきっちり配合されておりますので、海外で手軽に入手できて比較的安価(1本100円程度)な栄養ドリンクがレッドブルと言えます。ですから、レッドブルの日本での販売価格は少々?ですね(汗


日が変わり、翌日はFX-AUDIO-の代表と会食を致しました。

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製品作りの話や新製品についてはバイヤーKがほぼ毎日FX-AUDIO-と話しておりますので、私から話を聞こう、と思っておりましたが、この場でももっぱらバイヤーKがFX-AUDIO-と話し込んでおりました(汗 そんなこともあり私は目の前の食べ物に集中しがちでしたが、要所要所のポイントは押さえて意見交換はできたのではないか(?)と思われます(苦笑


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ちなみに今回会食した場所は食材が安心できる分ちょっとお値段が高めだったそうですがそれでも一人1,000円くらいです。お味も個人的には美味しかったです。日本ではなかなか中華料理は食べないので、ここぞとばかりに中華を補充しておきました(笑


さて、午後からは足早に別の場所に移動致しました。 実は今回の出張は「ある」ーカーに訪問することがメインでもありました。


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そうです、弊社でも取り扱いのあるS.M.S.L社です。以前のブログ記事でS.M.S.L社と弊社の方向性の違いで、商売としての取引の拡大は保留していたのですが、少し前のバイヤーKの記事でS.M.S.L社の写真が載っていたようにビジネスとは別に友好的な付き合いは続けております。ちょうど今年の夏ごろにS.M.S.L社が事務所兼工場を移転、規模拡大すると伺っておりましたので、そのお祝いを兼ねて訪問したいと思っていたのです。

弊社でもS.M.S.L社については時折触れておりますが、今回の訪問を踏まえて改めて紹介させて頂くと、2013年現在では比較的高品質な中華アンプを自社ブランド、OEMを含め大量生産、安定供給できるメーカーとなっております。3年ほど前に初めてS.M.S.L社の代表と会ったときはまだまだ規模の小さなメーカーでしたが、中国メーカーとしては非常に堅実な経営を続けており、今やDACを初め様々な製品を世に送り出しております。また品質管理に関しても、現在はかなり優秀なメーカーと認識しております。


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S.M.S.L社オフィスにて

余談ですがS.M.S.L社の各種製品は日本国内でも様々なお店で販売されているものの、そのS.M.S.L社自体について注目されることはあまりないように思われます。あくまでも私Hの個人的な価値観ではございますが、取り扱い製品の品質や評判はその会社を体現すると思っております。今回S.M.S.L社の代表と直接話をし、彼らが如何に企業努力をしていたかが垣間見えました。ですから、弊社のようなS.M.S.L社の製品を少ししか取り扱っていない会社であっても、彼らの努力がどのように実を結んでいるのか紹介させて頂きたくなった所存でございます。


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S.M.S.L社開発中新製品基板・・・余談ですがSanskritという単語に深い意味は無いそうです(汗


弊社ではLepaiブランドのLP-2020A+がオーディオ関連製品取り扱いのきっかけではございましたが、最近の製品ラインナップは完成品よりもキット関連の比重が大きくなってしまっております。元々はFX-AUDIO-ブランドが弊社完成品オーディオ製品の代表的ブランドなのですが、今年に入ってから二回訪中した結果、FX-AUDIO-ブランドでの弊社の求めるクオリティの栄品の大量生産、安定供給は少し難しいと考えざるを得ません。FX-AUDIO-ブランドは弊社の思い入れがあるうえ、ユーザー様のご意見を反映し、部品、設計に吟味をした製品にしておりますので、元々手間隙がかかっているのですが、FX-AUDIO-の製造工場自体が、現段階では大量生産に対応しきれないのが現状でございます。バイヤーKが中国に戻ってからは、彼自身もFX-AUDIO-のメーカーとしての基盤づくりに手をかけておりますが、まだまだ先が遠そうです(汗


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S.M.S.L社製造工場内一例


その一方、S.M.S.L社は大量生産を実現できる工場作りや部品管理に注力していたことが今回の会社訪問で理解することが出来ました。残念ながら、以前と変わらず製造ロットごとに使用部品は細々と変わってしまう体制には変わり有りませんが、その製品の大筋は踏み外さずに大量生産できる部品調達が出来る体制であることはこの目で確認できました。

また、弊社取り扱いのSA-36Aは元々独自で検品や大まかな部品指定、確認を行なっておりましたが、今回の会談に際し、より弊社向けの製品に調整した生産を心がけてくれるとも言って頂けました。S.M.S.L社は以前弊社が危惧していた点について、歩み寄ってくれるようになっていたことは今回の収穫でもございます。あわせてS.M.S.L社も弊社と相互協力による製品作りに興味を示しておりました。

その他にも、今回の訪問時にはS.M.S.L社の将来の目標やその準備などの話も聞くことができ、気がつけば日も暮れ真っ暗になっておりました。弊社もまだまだ小さな会社ですので、お互いに切磋琢磨して頑張ることを誓い、非常に有意義な会社訪問となりました。

以上のことから、弊社はS.M.S.L社も応援すべく、今後の取引を拡大することに決めました。既に複数のユーザー様から、弊社NFJ取り扱いのSA-36A以外のS.M.S.L製品が欲しい、といった有り難いご意見も頂戴しておりますので、弊社らしいラインナップを検討したいと思います。是非今後にご期待下さいませ。


というわけで、会社訪問後は翌日早朝に出国しなければいけないため
夜更けまで帰国準備をし、あっという間の中国出張も終わりを迎えました。


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※中国側国境付近で夜明けを拝む


以上が今回の出張の概要でございます。文章にしていないことを含めて色々なことがございましたが、今回は実のある出張になったように思われます。あわせて帰国時に中国事務所より単品販売用部品なども持って帰ってきておりますので近日中に販売を開始いたします。単品部品の為、大々的に告知は致しませんが何かの折にまとめてご紹介しますので、その際はご検討下さいませ。



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ところで、今回の出張に際し複数のユーザー様からお見送りのお言葉を頂戴しておりました。ただ、上記レポートでは今回の出張が順風満帆かのように記述しておりましたが、実はS.M.S.L社への会社訪問前あたりから、自分の身体に異変が起こっておりました(汗

その前日から用を足した際に鼻血が出るといったことがその前兆だったのかもしれませんが、S.M.S.L社からの帰路の車の中で私の身体の異変がついに限界を迎えました。。。お尻が痛い!


どうでもいいことですが、私、痔モティ(痔持ち)なんです(大汗
慢性ではなく、数年に一度、奴等(イボ)が騒ぎ出す程度なのですが、今回の出張前から業務が立て込んでおり疲労が溜まっていた中で出張に赴きましたので、絶好の機会!と感づいた奴等が、まさかの帰国直前に騒ぎ出しました(冷や汗

とりあえずS.M.S.L社からは気力で耐えながら事務所に戻りました。。。その後、痛み止めを飲みつつ、幸いにもここは中国。中国3000年の歴史を駆使した謎の中国健康茶、謎の漢方軟膏などを使用した結果、地団太を踏まなくても我慢できる程度に治まりましたので、何とか無事に日本に戻ってくることが出来ました。帰国から一週間経った今では奴等も大分落ちついております(喜




何が言いたいかと申しますと、



・エンド!



。。。お後が宜しいようで(苦笑



というわけで、オチもつきましたので、こちらで出張レポートを締めさせて頂きます(汗 長文にもかかわらず、全てお読み下さり有り難うございました。


さて、2013年もあとわずかとなりました。本年も本当に色々ありましたが、何とか無事に正月を迎えられそうです。皆様に深く御礼申し上げます。なお、今年の年末年始付近にかけて新製品の販売を予定しております。詳細は後日ご案内させて頂きますので是非ご期待下さいませ!

それでは皆様、今後とも変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます!


株式会社ノースフラットジャパン 代表