新製品のご案内-ハイレゾ対応DAC/ヘッドフォンアンプ 『FX-AUDIO- DAC-X5J』

イメージ 1
2015年11月4日水曜日21時より販売再開!

(電源別売り)
※2015年11月販売分より下記理由により価格改定を行いました※

1)回路・機能の最適化と音質部品を更に追加してみました。
★更なる高音質化と歪み率の改善を実現しております★

2)製造上で接続端子類全てを手作業での取り付け
に変更しています。
★信頼性・品質の向上に寄与しております★










※お知らせ
販売時の製品情報はこちらのブログみに記載しております。事前にこちら記事を全てご確認下さい。


皆様、こん○○は。Hでございます。
大変お待たせ致しました!表題の通り『FX-AUDIO- DAC-X5J』についてご案内致します。


まずDAC-X5J』の概要を簡単に申し上げますと最大24bit/192kHzのハイレゾ対応の単体DAC、兼ヘッドフォンアンプでございます。特徴としてはUSB端子と角型の光デジタル端子、同軸デジタル端子の3系統デジタル入力に対応し、出力インターフェースにLINE OUT(RCA端子)と、独立したヘッドフォンアンプ(3.5mmステレオ端子)を搭載した小型ながらも機能を集約しつつ高いコストパフォーマンスを実現した製品です。

なおDAC-X5J』は以前大変ご好評を頂戴し完売した「DAC-X3J」を増産にあたり単純に継続させるのではなく、ユーザー様のご意見を反映する形で最上位機種「DAC-X6J」のノウハウを加えてUSB接続時もハイレゾ(24bit/96KHz)に対応させた「DAC-X3J」の後継、上位機種として新たに開発した製品でございます。

従来のDAC-X5Jはかなりの数量を生産したにもかかわらず全て完売してしまい多くのユーザー様より再販を切望頂いておりました。それは最上位機種「DAC-X6J」の販売を開始してからも同じでした。しかし毎度のことながらそのまま増産するわけでなく、従来機で頂戴していたユーザー様のご意見などを元に改良を加えることにより、搭載IC等の構成こそ変わらないものの品質・信頼性の向上と大幅な音質のグレードアップを実現しました。

なお弊社ではDAC-X5J』ハイレゾ音源対応DACの標準機(DAC-X6Jは旗艦機)として位置づけしておりますのでコストパフォーマンスを重視しておりお求め易い価格設定をしております!僭越ながらビギナーからマニアまで幅広いユーザー様にお役立てできる逸品だと思いますので、是非この機会に『FX-AUDIO- DAC-X5J』をお試しください!



続きまして『FX-AUDIO- DAC-X5J』の詳細についてご案内します。


『FX-AUDIO- DAC-X5J』外観画像※
イメージ 2


『FX-AUDIO- DAC-X5J』内部基板画像※
イメージ 6


イメージ 5



『FX-AUDIO- DAC-X5J』ブロック図※
イメージ 3
RCA端子出力時はボリューム抵抗を経由しない設計です。 



『FX-AUDIO- DAC-X5J』の特徴●

・新設計に伴い従来機と比べ大幅に性能・音質向上を実現

◎従来機から根本的に回路設計を変更し、あわせて効果の高いパーツの配置に見直すことにより大幅な音質向上を実現しました。

◎USBインターフェース部で回路設計上、基板面積に制約があった為に音質が犠牲になっていた部分を別基板という手法で改善しました。

◎DAI-IC部分で採用していたメーカー推奨の回路設計だと特定の使い方をした際に挙動が不安定になることがありましたので、独自に別途ICと回路を追加することで改善しました。

◎IC周りのリセッティングにより大幅な省電力化を実現しております。それに伴いヒートシンクも必要ない位に発熱も減りましたが万全を期して従来と同様に設置しております。

◎ヘッドフォンアンプ部では16Ω~100Ωのヘッドフォンをメインターゲットとし、そのレンジで最良の音質を実現できるような部品・設計に変更しました。こちらはFX-AUDIO-ブランド内でのDAC-X5Jの立ち位置を決めたことから、そういった仕様に変更しました。

◎音声信号ラインに搭載しているオーディオ専用コンデンサ従来機より上位タイプに変更しております。更に一部の箇所は専用品(カタログ外)の物も採用しています。(※2015年11月分より)併せて音声ラインに使う抵抗器もブランド部品及び高級品に変更いたしました。実際の音質を体感していただければご納得頂ける仕様を盛り込んでおります。


イメージ 4

こちらの画像はヘッドホン出力部分での周波数特性、及びS/N比の計測値です。オペアンプを通した状態でこちらの数値を叩き出していますので、驚異的にS/N比の改善が実現しております。

従来機も設計的には同じでしたが、回路の配線周りやその位置関係の影響が大きく、また基板面積が不足していたことの影響が一番大きかったのではないかと考えております。ですから回路図や設計はそのままで大幅に配線や配置を変更し、回路の改良をかけております。

その結果、従来機よりもS/N比で10db前後向上し、周波数特性も良くなっております。あわせて使用するヘッドフォンのターゲットレンジを絞ったことにより効果的に音質改善が実現できております。


・低価格ながらハイレゾ対応USB-DAC/ヘッドフォンアンプを搭載

本製品は一般的な光/同軸のデジタル入力だけでなくUSB入力にも対応し、それぞれがハイレゾに対応しております。なおかつ本製品には独立して音量調整が可能なヘッドフォンアンプ機構を備えております。

本製品のヘッドフォンアンプはシンプルながらも十分な性能を保持しており、しかもDIP、ソケット方式のオペアンプを使用した回路構成ですので幅広くご活用いただけるようになっております。なおオペアンプには弊社キット等で実績のあるTi社製低雑音オペアンプNE5532Pを採用しております。

またボリューム抵抗には台湾アルファ電子工業製の部品を使用し、信頼性を確保しております。あわせて様々なヘッドフォンの特性に対応できるよう、あえてAカーブではなく音量変化が均一なBカーブ品を使用しております。

なおかつHPA出力にインピーダンスの高いヘッドホンをご使用されている方の為に、本体内部にゲイン設定を設けております。こういった機能を設けることにより使用するヘッドフォンに応じてオペアンプの性能を最大限発揮できるように工夫しております。一般的には触る必要は無いと思いますが、ジャンパーソケットで簡単に設定変更が可能になっております。

※ゲイン設定を変更したりオペアンプを換装する際はケースを分解しなければいけませんので保証対象外となります。あくまでも自己責任にてご検討下さい。

●ピン設定方法●
現在のジャンパーソケットデフォルト位置から2個とも隣に移動させればハイゲイン設定となり、インピーダンスの高いヘッドホンでも十分ドライブ可能。


※参考情報(自己責任です)※


・小型ながらも三系統デジタル入力に対応し、ラインアウトも搭載

一般的な光/同軸に加えてUSB入力に対応しております。またボリューム抵抗を通過しないラインアウトも搭載しております。


DAC ICにCIRUSS LOGIC社のハイレゾ対応IC「CS4344」搭載

DACを担っているICはシーラスロジック社のCS4344を採用しております。この部品でDAC自体の音質・性能が大きく判断される部分だと思いますが、CS4344は懸念されるような問題がなく、概ね音質も十分高く、分離も良い感じで出力されております。なおかつ小型ICながらもこちらのチップの性能は最大24Bit192KHz対応で、優れたクロックジッター耐性により高音質を実現しております。


・USBレシーバはハイレゾに対応したIC「VIA VT1630A」を搭載

本製品はハイレゾ(最大24bit/96kHz)に対応したUSBデジタルオーディオインターフェイスICとして、VIA社のオーディオ用フラッグシッップICシリーズである「Vinyl Envy」の『VT1630A』を搭載しております。「Vinyl Envy」シリーズのICはいわゆるオーディオカードの主要ICとして有名メーカー各社がこぞって使用していることからうかがい知れるようにオーディオカードが求める高音質、安定性、信頼性を兼ね備えた製品です。


・同軸/角型光入力は24bit/192kHz(USBは24bit/96kHz)に対応

シーラスロジック社のDAC-IC「CS4344」を採用することによりハイレゾ(最大24bit/192kHz/USBは24bit/96kHz))に対応しております。


・高級感あふれるアルミ削り出しパネル、アルミボディを採用

フロントパネルの加工はCNCで行っており、アルミ削り出しの風合いはそのままでアルマイト処理を施すことにより特徴的な質感を演出しております。


・機能を集約した超コンパクト設計(W75㎜×H30㎜×D100㎜)

以上の通り、様々な機能を有しながらも合理的な基板設計を行うことにより非常にコンパクトな筐体に納めることができております。




『FX-AUDIO- DAC-X5J』仕様●

ブランド:FX-AUDIO-

製品型番:DAC-X5Jハイレゾ対応D/Aコンバーター/ヘッドフォンアンプ)

デジタル入力端子 
1.オプティカル接続(TOS-LINK・角型/最大24Bit192kHz対応) 
2.コアキシャル接続(同軸・RCA端子/最大24Bit192kHz対応) 
  S-PDIFデジタルソース入力 
※1と2は排他使用して下さい。また同時にシグナルを入力しないでください。
3.USB接続(最大16Bit/192kHz or 24bit/96kHz 対応) 
  USB-Bタイプ端子 USB2.0対応 USBオーディオクラス1.0準拠 
※1or2と同時接続時はUSB端子が優先されます。

対応OS:Windows 8&7(32bit/64bit)/ MacOS X / 9.1 etc...
Windows Vista / XP / 2000使用時はハイレゾ非対応となります。 

ドライバ:不要(OSの標準ドライバが自動で割り当てられます)

ハイレゾ音源使用時はOSのサウンド設定をはじめソフトウェアの設定が必要な場合がございます。 

※USB端子からの給電のみでは動作致しません。 


アナログ出力端子 
1.LINE出力(LINE OUT)-金メッキRCA端子 
2.ヘッドホン出力-金メッキ3.5mmステレオミニジャック 
 パネルジャック凹み部サイズ:直径11.4㎜×深さ3.2㎜
※こちらのサイズは工業規格(JISC6560等)に準拠したうえで大きめの設計になっております。ただ、規格外の太目のプラグを採用しているヘッドフォンが多数ございますので、そういったヘッドフォンを本製品に接続する場合、ささりが甘く接触不良に陥る場合がございます。こういった場合は、ヘッドフォン側のプラグの加工、もしくは延長ケーブルの使用/加工で対処して頂くようお願いします。

※対応インピーダンス16~300Ω(ヘッドホン出力使用時)
上記インピーダンス範囲外でお使いの際は、本来の性能が発揮出来ない場合がございます。


各種インジケータ 
前面:機器動作LED(色/通電中常時点灯)  
背面:USB動作LED(色/USB接続時:赤点灯-使用時:赤点滅) 


源仕様 
定格電圧/最大電流:DC12V/500mA以上推奨 
DCジャックサイズ:外径5.5mmφ2.1mm(センタープラス仕様) 

★ACアダプタは付属しておりません★ 


サイズ:高さ30㎜×幅75㎜×奥行き105㎜(※突起部含まず)

重量:約186g(本体のみ)

付属品:簡易説明書



■注意事項■

★弊社「FX-AUDIO-」ブランド製品はおかげさまで大変ご好評を頂いております。ただ弊社としましてはあくまでも「適正価格」で販売させて頂いていたつもりですが、複数の製品において入手困難であったことなどがあり、実質プレミア化してしまっている現状です。ですから、極端にご期待頂いても、お応えする自信はございません。恐れ入りますが、ご理解下さい。

※本製品は使用前のエージングを必須とします。生産段階での検品で連続稼働通電テストを行っておりますが、初回使用時はさらに一時間程度通電させた後でお使い頂くことをお勧めします。

※本製品はサラウンド入力(ドルビーデジタル等)は、サポートしておりません。デジタル信号入力(※USB除く)時は、事前に音源側をPCM出力に設定しておくようにして下さい。

※ヘッドフォンアンプ機能を使用する際、ボリュームは必ず最小位置に合わせて下さい。当製品は必要以上の音量を出力することが可能ですので、初回使用時は小音量でお試し頂き、徐々に適正な位置まで調整して下さい。あわせてUSB入力時は、PC側のボリュームにもご配慮下さい。

※各ケーブルを抜き差しする際は、本体をしっかりと固定した状態でプラグに水平方向の力のみがかかるように行なってください。斜め方向の力をかけると端子を傷める恐れがございますので、ご注意下さい。

・ヘッドフォンアンプ機能使用時は音量調整用にアナログなボリューム抵抗を採用している以上、ギャングエラー等が原因による特定ボリューム位置で左右のバランスの片寄りが生じる場合がございます。また当製品はヘッドフォンなどを接続して使用する為に個人の聴覚差が大きく影響します。こういった場合は音源機器側でバランス調整などを行うなど、ご自身で対策をお願いします。

・USB入力時をはじめご使用の環境や入力機器の仕様により、ノイズ等が聞こえてしまう場合がございます。ただほとんどの場合でこちらの原因は本製品自体ではなく製品の異常ではございません。当製品の設計、構造的に非常に低ノイズな製品ではございますが、PC/接続機器側由来のノイズは除去しきれない場合がございます。特にヘッドフォンアンプ機能使用時にカナル型イヤホンや高性能ヘッドフォンを接続すると、性能のよさが裏目に出てしまう場合がございます。あらかじめご了承下さい。

・本製品は製品の設計上、若干本体が熱を持ちます。全く熱を持たないわけではございません。 

・製造時の小傷や色むらなどがある場合がございます。弊社検品時に程度のひどい物は出来る限り間引いておりますが全く傷が無いわけではございません。

・当製品を使用した際におきた機器などの故障・破損、及び、事故、負傷等の損害についての補償は対応できません。 

・当製品は商品到着後1ヵ月間の初期不良保証をお付けしております。 但し、上記事項に抵触する問題は初期不良として対応が出来ない場合がございます。また分解、改造時は保証を含め一切の対応が出来かねます。あらかじめご注意下さい。 

※上記注意事項をご理解・ご了承頂ける方のみ、お求め下さいませ。



以上、簡単ではございますが『FX-AUDIO- DAC-X5J』についてご案内致しました。


最後にバイヤーから少しコメントがございますので掲載致します。

※  ※  ※

今だから話せるのですが、DAC-X3Jからのユーザー様のニーズを合わせる為に開発中のX6JのUSBDAC部分を持ってきてDAC-X5Jが登場した訳です。販売価格とその性能で大変ご好評頂いたのは私としては嬉しい限りですが、弊社のこの価格帯のラインナップとしての位置付けと、その価格帯で出来うる最適な構成とカスタマイズを施して完成形に持っていけるよう最善の努力を尽くしました。今回の新DAC-X5Jは皆様にご満足頂けるものに仕上がったと思っております。


余談ですがコストを考える上でやはり、音質・品質・性能との関係性が出てきます。コストをかければもっと良いICが存在し、もっと良い性能を実現でき、もっと良い音質を追求していくことは可能です。けれどもそれに伴いコストも変わってきます。

その中でもスペック上(数値的な意味合い)での性能を上げるのは小さなコストで実現できます。実際にそういった製品も存在していますし、ユーザー側として見た時にその性能を音質としてみるのか、スペックとしてみるのかで、その価値が変わってくると思います。

今回のDAC-X5Jに関しても、ケースや生産・検品・輸送コストなどの細かいことは考えずに音質や使い勝手を犠牲にすれば数値的には同じスペックでコストは半分以下まで落とすことが可能です。かといってそれは弊社のコンセプトではありませんし、多くのユーザー様がそれを望まれているとも思えません。

ですから色んな部分でギリギリのやりくりをすることでスペック・音質・価格のバランスを取った製品作りに努めています。今後はパッケージの小型化や影響のない部分でコストの圧縮もしていくつもりですが、現状では色々改良していく上でのコストが予算以上になってしまっています。更に販売価格も余裕を持たせていない状態でしたので、昨今の円安に拍車を加えるように中国側の物価・人件費・輸送コストの急激な変化に対応出来ない状態に陥っています。それでもいろんな所を削って真面目に取り組んできているつもりです。

一部の方はご理解いただいていると思いますが、弊社の販売価格でこの音質を実現できているのには相応の訳があるわけで、少しでもわかってもらえるとうれしく思います。

※  ※  ※


以上、DAC-X5Jのご案内でした。

本製品は様々な用途でご活用頂ける製品になるかと思いますので、ぜひお試し下さいませ! 


それでは今回も宜しくお願いします! 
弊社お勧めの逸品です!

DAC-X5J関連記事掲載URL※ 
(掲載下さり、誠に有難うございました!)