※販売予告※新製品のご案内-YDA138デジタルアンプ自作キットVer.Japan専用アルミケースキット

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★2013年1月23日水曜日21時より販売開始★
販売価格:1セット690円(宅配便出荷限定)

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皆様、こん○○は。Hでございます。
大変お待たせ致しました。以前よりバイヤーKのブログ等にて公開して
おりました弊社初のアンプキット向けケースキットでございます。
当初は11月中の販売を予定しておりましたが、諸所の都合により
販売を見合わせておりました。そちらの詳細に関しては後述致しますが、
遅ればせながら販売の準備が整いましたのでご案内致します。
 

それでは、当ケースキットについてご案内致します。

まず当キットは、『YDA138デジタルアンプ自作キットVer.Japan 
NFJオリジナルモデル』専用のケースキットでございます。
その他キットですと、パネルの穴の位置や基板サイズ等が一致
しませんのでご注意下さい。



続きまして、当ケースキットの詳細についてご案内致します。


●YDA138キットVer.J専用ケースキット内容●
・ケース本体 1個
・穴あけ加工済みパネル 2枚(前後各1枚)
・アルミツマミ 1個
・4Pinターミナルブロック90度(分離タイプ) 1個
・スポンジゴム足 4個
・六角穴付キャップボルト(ステンレス製) 9本

●YDA138キットVer.J専用ケースキットの詳細・特徴●

・ケースに押し出し材のアルミ合金A6063を使用。

・パネルのシルク印字の塗料に油性タイプを使用しておりますので

全体的な見た目のバランスを考え、ツマミを当初予定の樹脂メッキ
 タイプから、アルミタイプのツマミに変更致しました。

・パネル取り付けネジにステンレスの六角穴付キャップボルトを採用。
 

 

以上、YDA138キットVer.J専用ケースキットについてご案内致しました。

なお、初めてのケースキットということもあり、未知の至らぬ点などが
あるやもしれません。以前より弊社をご愛顧下さってい方ならご理解
いただけるとは思いますが、新製品を継続販売するうえで皆様のご意見
はとても重要です。メールや「NFJユーザー交流掲示板」などにて
お気軽にご意見をお寄せ下さい。ぜひ今後の参考にさせて頂きます。





※ここからは、ケースキット販売延期の経緯を記述しております。※
※長文になっておりますので、お時間のある際にお読み下さい。※


さて、当キットはバイヤーKが以前より暖めていた製品でございます。
もちろん私を含めてスタッフ一同思い入れのある製品となっております。
その為、前回の突然の販売延期は驚かれた方もおられるとは思います。
ここからはその件に関して記載させて頂きます。



まず販売延期のきっかけですが、先日こちらの販売予告ページに
以下のようなコメントを頂戴しました。

※ ※ ※
2012/11/19(月) 午前 10:22[ ※※※ ]
今更ながらですが、"YAMAHA"というのはヤマハ株式会社の登録商標ではないでしょうか。そうだとすれば、ケースと言えども表面に"YAMAHA"を表記するのは法律問題になる可能性はないのでしょうか。
お節介かもしれませんが、ちょっと気になりました。法律問題で貴社が立ち行かなくなると、ユーザーも困るので。
※ ※ ※

こちらのコメントを頂戴し、弊社としましては非常に困惑致しました。
まず、弊社の考えとしましては「YAMAHA YDA138」というICを使用した
デジタルアンプ基板用のケースキットでしたので、YAMAHA YDA138」
というICの名称をパネルに印字しておりました。実際にこちらのICを
搭載したアンプ基板専用のケースでしたし、そもそもケースキットだけでは
役目をなさない製品です。また、ケース本体にいわゆる「ヤマハ」の
ロゴマークをそのまま印字していたわけでもございませんでしたので、
特に権利侵害をしているといった考えもなく、法律問題に発展すると
いった予想はしておりませんでした。

ただ、ご指摘頂いた件は自作キットのICメーカーである「ヤマハ」の名称の
表記の可否についての「確認」でした。また、ブログのコメントとといった
公の場にご質問を頂いたからには、弊社には回答する義務があると
思っております。しかしながら、ご質問の内容は弊社が独断で回答できる
案件ではなく、ICを製造、販売されているヤマハ株式会社様(以下、
ヤマハ社)に確認を取らなければいけません。また、そういった確認を
するにあたって、どの程度時間がかかるかわからず、かといって曖昧な
返事をするわけにもまいりません。


その為、ヤマハ社に確認を行ない、一定の結論が出るまでは一旦販売を
見送ることに致しました。さすがに見切り発車をすることは出来ません。
また、頂戴したコメントはいらぬ誤解を招く恐れもございましたので、
誠に勝手ながら頂戴したコメント、及び公式ブログ上の製品画像を
一旦削除をさせて頂きました。こういった対応はいろんな憶測を招いて
しまいかねなかった為、非常に悩みましたが断腸の思いでこういった
決断をするに至りました。販売延期に至ったきっかけはこういった流れで
ございます。


続きまして、ヤマハ社との協議に移ります。
私は販売延期をアナウンスをした後に、さっそくヤマハ社にコンタクトを
取りました。ヤマハ社は複数の部署でご意見を下さり、なおかつ非常に
丁寧なご対応をして下さりました。

ヤマハ社との協議をご説明する前に前置きですがヤマハ社のご担当様
は「(弊社ブログ等)ウェブ上でこういった協議の詳細を記述されるのは、
会社のイメージ的にあまり好ましくない為、出来るだけ最小限の記述に
して頂きたい。」といったご要望がございました。その為最低限の概要
のみ記述致します。


まず弊社の見解は以下の通りです。
YAMAHA YDA138」というICを使用した自作アンプであることを、
明示する為にケースのパネル印字を行なっていた。あくまでも自作用
部品で、完成品として販売をする物でもなかった為、ヤマハ社の権利を
侵害しているといった意図は無かった。あくまでもYAMAHA YDA138」
といったくくりでの表記であり、「YAMAHA」という部分のみの表記を
強くアピールしていたりはしていない為、虚偽の記述や誤解を招くこと
もないと思い、問題は無いと判断した
 
なお、こちらの弊社見解を述べるにあたり、弊社ヤフーオークションストア
販売ページ(複数商品含む)、製品画像、及び弊社ブログをご案内
させて頂きました。


次に弊社見解を述べた後に、ヤマハ社の見解を伺いました。色んな
ご意見を下さりましたが、簡潔にまとめますと以下の通りです。


※弊社の申し入れた表記の可否についての質問自体※
前例が無く、YDA138自体が生産終了で即答は出来かねるものの、
こういった事例についてヤマハ社に確認を行なったことについては、
好意的に受け止める。

※表記の可否について※
直接確認をしていること自体は評価するが、公式に確認をされた以上は
安易に「表記の許可」を出すことは出来ない。かといって、表記自体を
止めて頂きたい、といった回答もしかねる。

ヤマハ社ご担当者様のご意見(一例)※
ヤマハ」のブランドロゴの表記をする際は、
ヤマハのイメージを損なわない」
ヤマハ社のユーザーに誤解を招かない」
こちらの2点が大前提となる。今回の件に関しては、ケースキットといった
特殊な形態の製品であり、実際にヤマハ社のICが使われているアンプ
キットの為の専用部品である為、(弊社NFJ側での)販売時に上記二点に
抵触するようなことはないのかもしれない。またあらかじめ販売時に
問題回避の留意は可能かもしれない。

ただ、仮に御社(弊社NFJ)から該当製品を購入したユーザーが、
自分で自作キットとケースキットを組み合わせた「完成品アンプ」の
状態の物を、「ヤマハ社製」と偽って二次販売してしまった場合は
問題である。また、その場合は虚偽の商品説明を行なったユーザー
のみならず、ケースキットを製作していた会社(弊社NFJ)にも、
事情を伺わなければいけなくなってしまう。

ヤマハ社としての意見※
以上のことを踏まえて、御社(弊社NFJ)自身での判断を任せる。
御社の方針に合わせて判断をして頂きたい。

ただ、先述の二次販売の可能性を考慮すると、(弊社NFJも)いまだ
販売開始されていないのであれば、未知の問題を防ぐ為にも
YAMAHA」表記のあるパネルの販売はご遠慮頂くことをお勧めする。


以上が、ヤマハ社との協議の内容です。弊社からの突然の質問に対して
丁寧に対応して下さったばかりか、非常に貴重なご意見を頂戴すること
出来ました。ただ、結果的に判断は弊社側に委ねられました。
それから、バイヤーKを含む弊社内で販売方針について協議を行い
ました。弊社としましては、問題に繋がりかねない製品を販売することは
本意ではございませんので、当初製作を行った「YAMAHA」ロゴ入りの
パネルは販売を自粛し、該当パネルは全数廃棄することに決めました。
その為、販売は当面中止となり、新たに今後を模索することになりました。
 
 

最後に今回の販売開始に当たっての経緯です。
今回はフロントパネルのみの廃棄ですので、新たにシルク印字の対処
済みフロントパネルのみを用意すれば改めて販売は可能でございます。
ただ、フロントパネルのみの製造というのはコストが高くなってしまいます。
弊社ケースキットは本体ケース、フロントパネル、バックパネルは同じ
製造工場で生産しておりますので、連携して作業を行なうことにより
製造コストを抑えておりました。その為、フロントパネルのみの製造となる
とどうしても割高になってしまいます。

かといって、あくまでも弊社の判断でフロントパネルの廃棄を決めました
ので、新しいフロントパネルの費用を販売価格に上乗せするわけには
まいりません。その為、製造工場と相談し少し時間がかかっても
出来るだけ人件費コストがかさまないスケジュールでパネルを製造し、
最低限のコストでフロントパネルを製造致しました。厳密には原価は
上がっておりますが、たくさんの方々にご期待頂いていた製品ですので、
弊社都合の原価増をユーザー様にご負担頂く訳にはまいりません。
ですから、ケースキットの販売価格は当初価格据え置きにしております。



以上、少し長くなりましたが販売延期、及び販売開始にあたっての経緯
記述致しました。この件は、非常に多くの勉強をさせて頂きました。
それと同時に、まだまだ物事の事象を俯瞰出来ていなかったことを
実感すると共にまだまだ学ばなければいけないことはたくさんあると
思いました。また、大変恐縮ではございますが、今回のように弊社ブログ
のコメント欄で即答が難しいコメントを頂戴した場合は、対応が非常に
難しいことも実感致しました。

この場を借りてきっかけを下さったコメントの投稿者様、及び貴重な
ご意見を下さったヤマハ株式会社ご担当様に厚く御礼申し上げます。
誠に有り難うございました。

また、突然の販売延期に伴いご迷惑をおかけしてしまった方々には
ただただお詫びを申し上げることしか出来ません。大変お待たせして
しまい、誠に申し訳ございませんでした。心からお詫び申し上げます。

もちろん今回のような経験を元に、さらに企業としての基盤を固めて
いきたいと思います。ただ、まだまだ未熟な会社ではございますので、
これからも至らぬ点でご指導を請うこともあるもしれません。
大変恐縮ですが、そういった際はお手伝い頂けますと幸いです。
これからも精進してまいりますので、ご指導、ご鞭撻のほど、
宜しくお願い申し上げます。



それでは改めて『YDA138キットVer.J専用ケース
キット』をどうか宜しくお願いします。

もちろん弊社イチオシの逸品です!



※当ページは適宜加筆・修正します。